まさおレポート

たとえ地球が明日滅びるとも、君は今日リンゴの木を植える ルターの言葉

文藝春秋8月号に 石原慎太郎 さらば「アメリカの時代」・・・「日米安保は破棄できる」との記事があり、文中に「たとえ地球が明日滅びるとも、君は今日リンゴの木を植える」という感動的な言葉があった。この言葉自体は前から知っていたが、この文脈で使われると一層その言葉が切実に訴えかけてくる。今日できる事を子孫の為にやらなければならない。

ここでは世界核戦争による終末と環境破壊による終末のどちらも現実的可能性があり、とくに後者の方がはるかに巨大な敵だとの意見を述べている。

以下、自身の為の読後メモです。

・ドル建ての金融債を日本や中国に売りつけて消費を続けている。
・アメリカはレーガン時代に社会保障の財源をすべて株の利益でまかなうことにした。
・日本は65兆円中国は75兆円の米国債を保有している。2国で海外米国債権の半分を保有する。
・1985年のプラザ合意で円高ドル安を呑まされた。
・安保条約はお互いに1年前に通告すれば破棄できる。
・湾岸戦争の際のミサイル搭載制御部の半導体13種類のうち12種類が日本製であった。
・F22のステルス部分は日本メーカが作っている。
・クリントン政権末期の米国調査団はソニープレステ2のマイクロプロセッサーが先端兵器よりもはるかに性能がいいので驚愕した。
・三木総理のときに日本は武器を輸出しないと宣言した。
・ホーキング博士は「地球くらいの文明をもつと自然の循環が狂ってきて加速度的に不安定になる。そういう惑星は宇宙時間では瞬間的に滅びてしまうからだ」宇宙時間的瞬間とは100年程度をさす。
・「たとえ地球が明日滅びるとも、君は今日リンゴの木を植える」ポーランドの詩人ゲオルグの言葉

2018/4/21 訂正

石原慎太郎はこの文句を開高健の色紙から知ったとあり、それは実はルターの言葉であるとしている。どこかでポーランドの詩人ゲオルグの言葉と間違ってしまったらしいが、ポーランドに詩人ゲオルグは存在しないという。


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