なんという荘厳さだろう。思わず祈りをささげる。世界の平和を。家族の安穏を。友人たちの笑顔に。そして先に旅立った人に。
あけぼのの流れをおしとどめるものはいない
おまえは垂直に落ちる光から夜の太陽へと顛えながら流れてゆく時の流れだ
南十字星よ香りたかい燐のクローバよ 鏡のように澄みわたった空の青い霜のダイヤモンドよ磨かれた清らかな魚のきらめく銀鱗よ緑の十字架よ光放つ影のパセリよ空の調和をまもるよう運命づけられた蛍よ
夜は天のかんぬきをそっとおろした
パブロ・ネルーダ 百の愛のソネット四十三番