芦毛の馬の優勝は、実に22年ぶりという。
あの感動のラストランから数えて・・・。
「芦毛」と呼ばれる灰色のまだら模様。
そう。オグリキャップ号の感動のラストラン。
いまだに中山競馬場の史上最高の入場者数、17万7779人。
とめどなく涙がこぼれ落ちたオグリのラストラン。
後にも先にも競馬で泣いたのは、このときだけ。
時代はバブル景気末期、人間の欲望に運命を翻弄され、厳しいローテーションと相次ぐ故障の中で幾多の激闘を演じたオグリキャップ。
22年前の有馬記念は、地方競馬出身の雑草オグリキャップが、中央競馬の良血エリート馬をなで斬りにした瞬間と、芦毛の怪物・オグリキャップの現役引退レースでした。
「オグリ!」コールが響き渡ったあの日のことを、昨日のことのように思い出されれてくるのは、僕だけではあるまい。
今年のレースはオグリと同じ芦毛の競走馬が1番人気でした。
その馬の名前は、ゴールドシップ号。

第57回有馬記念(G1競走芝2500m)
。
昨日は、千葉県船橋市にある中山競馬場に行ってきました。
有馬記念は、年末に行われるJRAのグランプリレース。
1年を締めくくるレースであるだけでなく、このレースを最後に現役を引退する競走馬が登場したりするので、様々な思いを胸に秘め、感動の場面をこの場所で、記憶にとどめたいと思う気持ちが強いレースであります。
今年のフランス凱旋門賞に出場した、国内現役最強、黄金の魔王「オルフェーヴル号」、英雄・ディープインパクトの娘、三冠牝馬「ジェンティルドンナ号」は、来年を見据えて、有馬記念は回避。
したがって、今年の1番人気はゴールドシップ号。
三歳クラシックレースで2冠馬のゴールドシップ。父はステイゴールド。母の父はメジロマックィーンというオルフェーヴルと同じ配合。
僕らの間では、「黄金配合
」と呼んでいます。
↓ 「黄金の船」が有馬の大海原に出航しました。

↓ 鞍上の主戦、内田博幸騎手。クリスマスカラーの勝負服。

↓ 2番人気は悲願の国内G1初勝利を目指す、ルーラーシップ号。
父・キングカメハメハ、母は「女傑」と呼ばれたエアグルーヴ。
素晴しい血統。人気者だった母のために・・・。

↓ 3番人気は、一昨年のダービー馬、エイシンフラッシュ号。
10月の秋・天皇賞では、7年ぶりの天覧競馬で久しぶりのG1勝利。
天皇皇后両陛下が見つめるスタンド前で、M・デムーロ騎手が下馬し、敬礼したのは記憶に新しいところ。
持前の瞬発力で、3度目の閃光なるか!エイシンフラッシュ。

↓ そして、愛パパが尊敬する愛パパ世代の天才ジョッキー、武豊騎手。

↓ 中山競馬場に強い、ナカヤマナイト号。
オルフェ、ゴールドシップと同じ、ステイゴールドの息子。

2012年、様々な思いを胸に「G1ファンファーレ」とともに、第57回有馬記念、発走です

。

優勝はやはり今年の漢字「金」のとおり、ゴールドシップ
。
人気があった母を持つだけに、「ルーラー!ルーラー!」と叫ぶファンが多かった気がします。
↓ 表彰式では、ロンドンオリンピックに出場し、メダルを獲得したフェンシングの太田選手やボクシングの村田選手が登場。

結果はどうでも良かった・・・。
全ての馬、騎手が事故なくレースを終えてくれること。
競馬は勝者を予想するのが最も困難なスポーツ。
だが、競馬には勝者なく、敗者なく、ひたむきに走る馬の姿に魅せられるのです。
気が付くと、千葉県船橋市も夕暮れの空。
今年の有馬記念も無事に終わった・・・。
我が家の女傑が待つ、足利に帰ろうか。
↓ 自宅庭での軽めのトレーニング
。
今日から、足利トレーニングセンター(足利トレセン)で強めの調教が待つ5歳女王、愛ちゃん。
毎年、有馬記念が終わると、坂路調教(土手登りダッシュ)が調教メニューに加わります。
愛パパ調教師も女傑愛ちゃんも栄光の勝利を目指します。

充実感と郷愁を胸に船橋を後に・・・。
少ない額ですが、馬券を取りました
。
↓ 単勝と馬連。勝ち馬投票券
。

いよいよクリスマス。そしてお正月。
1年は早いな。
今年の漢字は「金」。最後まで金だった
。
来年こそは、ゴールドシップ、オルフェーヴル、ジェンティルドンナの3強対決を見たいものです
。
「黄金の配合」か、「英雄の遺伝子」か?
来年も熱い戦いは続きます。
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愛パパ騎手が年末に向けてムチを入れました!