★★★「俳句と浮気~②」★★★ 松井多絵子
毎週日曜日の朝6時から「NHK短歌」、その40分後に俳句、朝寝坊の私はNHKは俳句のほうを大切にしているように思えてしまう。でも大きな声では言えないが私は俳句の時間を楽しんでいる。我が家の20インチのテレビには短歌は言葉が多すぎる。俳句は画面にゆったりと収まる。私の老眼に親切だ。短歌の時間にかけていた遠近両用メガネを俳句のときは外しても大丈夫。それに、おせち料理だって少なめに食べればおいしい。もっと食べたいと思う。その感じなのか、俳句は。
新春詠(1月1日朝日新聞文化欄掲載)
★ 春 長谷川櫂
死してなほ龍太すこやか山の春
山眠る山のごとくに人眠る
鳥獣虫魚春の太陽回転す
※第二句が
私は好き。山眠る山のごとくに眠っている「人」が謎だ。女だったら面白い。
★ 若菜 大串章
弾初の右手さし上げ弾き終る
馬場始蹄の跡に力あり
若菜籠万葉の歌うかびけり
※第三句が気になる。万葉とは、大串先生は短歌と浮気?私が俳句と浮気をしているときに大串先生が、まあ!万葉を取られたら大変!やはり短歌の君のところへ帰ります私。