日毎の糧

聖書全巻を朝ごとに1章づつ通読し、学び、黙想しそこから与えられた霊想録である。

アブラハムの約束

2006-06-13 | Weblog
 3章1節に「ああ、物分りの悪いガラテヤの人たち」とある。手紙でこのようなきつい言葉を読むと驚き悲しむであろう。しかし事柄は深刻で何としても理解して欲しい気持ちが伝わる。
 それはキリストへの信仰によって義とされるので律法ではないということ。
 ここでアブラハムが大きく取上げられる。これは4章に続く。
 論点は6節「アブラハムは神を信じた。それは彼の信仰を義と認められた」から来る。創世記15章6節からの引用である。信仰によって生きる人は異邦人でもアブラハムの子として祝福される。何故ならこの約束は律法がイスラエルに与えられる430年前?、神が予告したからである(8節、17節)。
 ここで約束と律法の違いが示されている(15~20節)。
 十字架によって律法の呪いから贖い出され、神の約束がイエス・キリストの信仰によって信じる者に与えられる(22節)。
 そこで28節の言葉が重要となる。
 「そこではもはや、ユダヤ人もギリシア人もなく、奴隷も自由な身分の者もなく、男も女もありません。あなたがたは皆、キリスト・イエスにおいて一つだからです。」
(写真   嘆きの壁)