日毎の糧

聖書全巻を朝ごとに1章づつ通読し、学び、黙想しそこから与えられた霊想録である。

愛の共同体

2006-06-19 | Weblog
 1章にあったが3章で再び「神がキリストによって実現された永遠の計画」(4節、11節)を伝えている。
 それは異邦人もユダヤ人もない、すべての人がキリストを要石として建てられた聖なる神殿、神の住まい(2章20~22節)となるということである。
 言い換えれば「霊の共同体」ということになる。この麗しい表現を6節に見る。
 「異邦人が福音によってキリスト・イエスにおいて、約束されたものをわたしたちと一緒に受け継ぐ者、同じ体に属する者、同じ約束にあずかる者となるということです。」
 知人が教会をアガペー共同体としきりに言っていたのを思い出す。それは間違いではない。16節から19節に充分伺える。
 一人一人が愛に根ざし、愛にしっかりと立つ者にされ、そしてそのキリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さが人知を超えているという訳である。
 霊的アガペー共同体の壮大な神殿を思い描く。
 それは世界七不思議の一つ、エフェソの丘の異様な建造物、巨大な女神アルテミス(ダイアナ)神殿とは、比較にならない。
 教会建築の理念は、この手紙から得られる。
 (写真 なつめ椰子)