日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

ちかごろの無責任と言葉の軽さは目にあまります。

2020-06-07 07:14:00 | 日記

     今日の言葉

むずかしい言葉より自分の言葉で話せ。ウソをつくな。すぐばれる。気の利いたことを言おうとするな。あとが続かない。そして何より自分の言葉でしゃべることだ。
           田中角栄

田中角栄語録を読み返しています。令和の日本人が忘れてしまった言葉と思いがびっしり、一冊の本に凝縮されています。副題が「ジャパン・ファースト」でした。

横田めぐみさんのお父様が亡くなられたあとの安倍首相のお悔やみの言葉をのせました。次の通りです。お読み下さいませ。

追悼の意
「横田滋さんのご冥福を心よりお祈り申し上げる。そして早紀江さんはじめご遺族に心からお悔やみ申し上げたい。滋さんとは本当に長い間、めぐみさんをはじめ拉致被害者の帰国を実現するために共に闘ってきた。」

謝罪
「滋さんが早紀江さんと共にその手でめぐみさんを抱きしめることができる日がくるようにという思いで今日まで全力を尽くしてきたが、そのことを首相としてもいまだに実現できなかったこと、断腸の思いである。」

決意
「なんとかめぐみさんはじめ拉致被害者のふるさとへの帰還、帰国を実現するために、あらゆるチャンスをのがすことなく果断に行動しなければならないという思いを新たにしている。改めて、滋さんのご冥福を心からお祈り申し上げる」

日本国の首相のあいさつ、さすがに決まっています。そつのない言い回し大したものです。事情を知らない人はそのまま受けとるのではないでしょうか。

内閣を率いて七年越え、長期政権を維持してきました。その間、掛け声だけで実行しなかったことは多数、独断でやったことは失敗、近くはアベノマスクです。

政治はそこの国民の民度を現す鏡である、といわれますが、日本人の政治に対する認識も安倍首相と同じ程度、私は、脱出したいです。自分の言葉に酔わないで、重みを感じ、有言実行して欲しいものです。


コロナ禍に田中角栄が首相だったら――元側近ら語る「マスク2枚は配らない」(デイリー新潮) https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200606-00632859-shincho-soci
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