今日の言葉
石橋を叩いて渡る
「還付金はATMでは戻りません」注意書を目にします。高齢者に対する思いやりだな、ということは、被害に遭う人が結構いるということを物語っています。
私も前期高齢者になって二年目、あと二、三十年は、人生を楽しまなければ、
この世に生まれてきた意味はないと思っています。
しかし、時代の進化は物凄い速さです。流行に追い付こうとしても、すぐに手の届かないところにいってしまい、置いてけぼりをくってしまいます。
ネット社会到来、若かった頃は想像もしていないことでした。SNSで気軽に世界と繋がる今、便利さと同時に怖さも感じています。諸刃の剣ですね。未知の分野に深入りせずネットサーフィン楽しもうとしますが、つい踏み入れてしまいます。
「こんな時代もあったねと、いつか笑える日がくるわ」中島みゆきの『時代』の一節ですが、死ぬときは、自宅でにっこり「生きてて楽しかった」と家族に見守られ、あの世にいけたら最高だな、もう一つ希望を言えば、「ピンコロ」が理想です。
時代に追いつこうとするのではなく、自分の責任が追える範囲内で生きていけばいいと信じています。
情報が氾濫していて、何が真実かわからないご時世、ワナが至るところに仕掛けられています。ひっかからないためには、自主防衛しかありません。
「老後の費用は二千万円準備しなければいけない」と一時、騒がれたことがありましたが、コロナと共に去りました。あまりにも、不安を煽るような情報がありすぎます。精査し、自分の判断で取り入れる必要があります。
高齢者二年生、今しなければいけないことは、省みて、終着駅に着くことです。
「省」という字は、「はぶく」という意味もあります。今までまとってきた余分なものは捨てて、身近にあるものを大切にし、世間の動向な惑わされず、自分の速度で生きていくことが大切なことだと改めて思っています。
被害者にならないよう十分注意、他人事ではありません。