今日の言葉
『徳によって国や組織を治める。徳のみしか組織というものは運営されない』
これを徳治という。
小池都政公約の『七つのゼロ』とは
次のとおりです。
①ペット殺処分ゼロ ボランティア団体との連携で犬や猫の譲渡を促進し、目標より一年早い十八年度に実現することができた。 「良くできました」
②待機児童ゼロ 道半ば。保育施設増加の支援策や保育士確保を進め、十九年度には知事就任時の半数以下の約三千七百人にまで減少。ただサービス利用者の増加に追い付かず、目標にしていた今年三月末までには、達成できなかった。 「道半ば」
③満員電車ゼロ 都がこれまでテレワークや時差通勤を推奨してきたものの混雑解消はごくわずか。 「コロナ禍で検証困難」
④都道電柱ゼロ 無電柱化推進条例を制定。電柱n地中化率は39%(16年度)ー41%(18年度)「道半ば」
⑤介護離職ゼロ 老人ホーム整備や介護と仕事の両立支援。介護離職者約7800人(17年国調査)の推移は把握せず「検証困難」
⑥多摩格差ゼロ 幹線道路の整備や多摩都市モノレール延伸決定など。具体的な数値目標はなし。「検証困難」
⑦残業ゼロ 都職員の勤務時間を縮減。月平均月残業時間は、23.5時間(15年度)から23.8時間(18年度)に「道半ば」
東京新聞
Web2020.5.4.02:00分より
当時の公約は「何だっけ?」、記憶にありません。自分に関わり合いのないことなので気にもとめませんでした。しかし、検証してみると都知事は公約実行、できた、道半ば、できなかったこと、ありましたが及第点よりやや上の評価で星三つです。
掲げた公約は道半ば、新型肺炎感染対策のため、七色虹は、空の彼方に消え去りました。東京五輪・パラリンピック開催も一年延長になり、肩透かしを食らいました。また、観光客も激減、新宿高層ビル群にあるホテルも閑古鳥が鳴いていました。緊急事態宣言時、通勤コ-ス新宿南口は人影まばらで、ゴーストタウン化していました。コロナ禍前は、外国人観光客で大賑わい、その光景も遠い過去になりました。
コロナウィルスでズタズタにされた社会をいかに建て直していくのかが課題で、国も東京も世界も同じです。非常事態宣言後の選挙公約も、山本太郎氏の政策のように生活密着型になります。倒産ラッシュで貧困層が急増、給付金遅滞に対するデモも発生、これからもっと要求が細分化したデモが起きる可能性もあります。生きていくのに必死な時代になりました。
都知事候補者の公約を検討、納得した上で、清き一票を投じるつもりです。