今日の言葉
人間はそれぞれの「ものさし」がある。相手の「ものさし」に合わせて考えないと失敗するぞ。相手のメリット・デメリットも考える。論破ばかりではダメ譲歩することも重要だ。
田中角栄
日本国中、人の汚れた空気に覆われ、清らかな風が吹かない状況に陥っています。コロナ渦は単に引き金になっただけ日本が解決しなければならない問題をあぶり出し、提起してくれました。空気清浄機を配置、よごれた空気を吐き出さなければなりません。
まず、お金の流れです。かごからあふれ上から下に落ちてくるばずでしたが、実現していません。カネ詰まりです。「カネは天下の回りもの」循環しなげれば、景気がよくなりません。また、官僚も政治家も長い間職務についていると、「なあなあ、まいいか、こんなもんで」組織の空気がよどんできます。そして、息詰まります。マンネリから抜けだすのは大変です。漬物のぬか床もかき混ぜなければおいしい漬物はできません。
「おかみの言うことを聞かなければいけない」「先生先生とよいしょする」、日本人はへりくだり、卑屈になりがちです。また、権力を持つと、ふんぞり返り、人を見下し、自分より強い者にはぺこぺこ、弱い者には威張り散らします。「オイ、ハゲ」懐かしい言葉です。そして、昇進するにつれて、特権意識を持ち始めます。「おまえら下級国民とは違うのだぞ」という表情になります。「分け前これだけだ。とっておけ。おれたちはおれたちのやり方で甘い汁をすうからな」アベノマスク、持続化給付金、10万円給付金、一連の政策実施時、下心がかいま見えます。
「かね金カネの世の中」あるところにはたくさんあり、ないところにはない、当たり前のことです。みんなの合意があればこそ貨幣とみられるますが、信用なくなれば、「ハイ!それまでよ」。実体経済は不景気なのに株価だけは高値で安定、何かきな臭い匂いがします。実体がなく幽霊経済です。こんなときに、株の上げ下げで儲け、超富裕層に昇格するのでしょう。私には関係ありません。
「お金で買えない価値がある」、勤労働者時代を懐かしく思い出します。働けば働いただけの収入が得られ、一億層中流階級の暮らしができた時代がありました。今は夢のまた夢、日本社会が「失われた30年」、閉塞感が蔓延している原因が、経済、政治の停滞、人の向上心の欠如から生じています。