残念ながら「なでしこジャパン」は1-2でスゥエーデンに敗れ、Best8で消えることになりました。前半一方的に攻めまくられ、シュート0本、徹底的なパワープレーと背後をつくロングボールに翻弄されました。
恐らく秋田監督のゲームプランは、格上だったスペイン戦同様に相手にボールを持たせて攻めさせ、カウンター狙いであったと思います。防戦一方になって前線が孤立し、高い位置でのボールをキープさせてもらえませんでした。
さすがNo1のアメリカを倒してきたランク3位のチームです。高いボールは支配され、日本のボールになっても、早い寄せと頑強な体当たりで相手にとられるというプレーばかりが目立ちました。スゥエーデンはトップスピードで走り回り・体力を温存しないでマックスの戦い方をしてきたのです。
前半が1点の失点で済んだのはむしろラッキーでした。しかし、後半早々不用意でアンラッキーなハンドでPKを取られたのが響きました。中盤の杉田から遠藤純 、前線の田中から植木理子ちゃんに変えたころから相手のスピードや運動量が落ちてチャンスの場面が増えてきました。明らかに飛ばしすぎに見えました。しかし、植木が貰ったPKを含めて、セットプレーで決定的なシュートが2度ゴールポストに当たってぎりぎりでゴールにならないという不運が続きました。後半45分の終了間際に林が飛び込んでファインゴールを決め、10分というロスタイムは怒涛の攻めに転じたのですが、あと1点が奪えず終了の笛が鳴りました。
全体としてはスェーデンに作戦やプレースタイルを研究され、自由にパスを回せなかったのです。長い脚わ出されるパスカットによって攻撃の形が分断されたという印象が強かったのです。
勝負事なので負けるのも仕方ありません、このチームはまだ若いので、オリンピックや次のワールドカップにも十分通用する総合力が備わっていると思います。前を向いて突き進んでもらいたいものです。
さて、それはともかく縁起の悪い話。
また「高砂百合」の季節になりました。あえて苗や球根を買わなくてもあちこちに自生する「帰化植物」で、花の種が飛散してどんどん広がっていく「雑草」であります。もとは台湾に原生していたもので、イギリスなどに園芸品種として移植され徐々に世界に広がったようです。
このブログでも2,3度触れましたが、とにかく繁殖力が強いので駆逐するに越したことはありません。ほおっておけば、一面高砂百合の畑になってしまいます。種から芽が出ると、特徴的ならせん状の葉っぱが沢山茂ってまっすぐ上に延びてきます。ややこぶりながら「鉄砲ユリ」によく似ているので混同されやすいのです。
昔園芸を始めたころ(10年近く前)、それと知らず、マイガーデンにこの花が咲いて喜んだその朝、義母が亡くなりました。それから数年を置かずしてマイガーデンのそばに住んでいる家内の従弟が亡くなったのですが、その時にも高砂百合の白い花がちょうど咲いたのでした。それ以来「不吉」な植物として、見つけ次第抜くことにしております。
この植物です
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すると2,3日前母屋の裏手のおばさん(93歳の一人暮らしのお婆さん)の庭に高砂百合が3本花が咲き始めているのに気が付きました。おばさんは認知症を発症、末期のガンということもわかって、数か月前に長年住んだその借家を引き払って施設に入所したのです。残った家は大家が取り壊すらしく、先日残置物を運び出し、測量や境界線の確認の業者が参りました。
庭木を上手に育て、働き者できっぷのいいおばさんは、施設ではなにかと騒ぎを起こしていると、お向かいさんから聞きました。お向かいさんは長期間お惣菜を届けたりして家族並みによくしてあげていたのです。すると、昨日家内から「おばさんが危篤だって」と聞かされました。もう何日ももたないようです。
やはり「高砂百合」は不吉な使者で、あの世から呼びに来たのではなかろうかと思うのです。実際は一年で一番暑いシーズンなので弱ったお年寄りや病人が暑さのせいで力尽きるタイミングということになるのかもしれません。いずれにせよマイガーデンの近くにある国道の植え込みにも咲いているのでこれから処分してこようと思います。
もう一つ蛇足ながら、縁起の悪い不吉な花が「曼殊沙華」であります。葉っぱもないのにいきなり赤い花を咲かせます。お彼岸の頃で仏教的な印象もあってインパクトがあります。しかしその別名は地獄花・葬式花、死人花・幽霊花・捨て子花・灯籠花 などろくな名前がついていません。お墓に植わっているという印象があり、球根(鱗茎)に毒性があって食べると死ぬとかお彼岸の頃に咲くとかが由来のようです。
これも帰化植物で雑草といっていいのですが、群生すると秋の風物詩できれいなのです。洋名をリコリスといい「園芸品種」として売られている品種はピンクやクリーム色の花が咲いて美しいのです。これはワタシも3鉢ほど育てております。ちょっと過湿をいやがるなどの癖があるので栽培は注意を要しますね。
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