植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

みんなー!! 書道をガンバロー

2023年01月17日 | 書道
ワタシが、1から書道をやり直そうと教室に通い始めたのが7年前であります。それまで、独学我流で字を書いていたものの、基礎が無いのが分かっていたので、(早期)定年退職したら必ずやりたいと願っているものの一つでした。

暇さえあれば古典・法帖の臨書に明け暮れ、篆刻にハマるまでは毎日筆を取っていたのです。そこで偶然LINEのチャットというものを見つけ参加してたのをきっかけに、書道を通じて多くの方とコミュニケーションをとれるようになりました。

200名以上のメンバーがいて、小学生から80歳以上のお年寄り、初心者から日展入選歴のある書道家さんなど様々で書道に関するあらゆる経験や知識の交流があり、作品をアップしたり、練習中の書をみんなで指導するなどと大変有意義な仕組みであります。

かくワタシは、中間の「準中級者」を自認しているので、お習字の先生のように、筆の使い方や書芸を指導することは出来ません。そうした書作に対する皆さんの意見や考えを聞きつつも、良い所や気に入った部分を褒める、だけにしております。子供も大人も「褒められて」怒る人はいません。いいところを伸ばす、書いて褒められてやる気を出し、習字が楽しいと感じるのが、長く続け上達できる秘訣でありましょう。

このチャットを通じて、知り合った方・希望された方に提供した篆刻印の数は、すでに20数人分、50本以上となりました。印を送るので双方の個人情報を開示する過程で、個別に電話番号などのやり取りをいたします。チャットはお互い素性も名前も知らない匿名性が前提でありますが、電話番号からLINEに移行し、ワタシの印の所有者だけでグループラインも出来ました。

未だにほとんどの方とは声も顔も知らないのですが、日本各地の書道仲間が同じ篆刻印だけで繋がっていれれるようになったのはワタシにとって嬉しいものであります。

自分自身は、大きな賞をとろうとか、高段者になって弟子を持ちたい、などと考えもしません。欲が無いというより、無駄にパワーを使う程元気も時間も無いのです(笑)。書道を齧っていろいろな人と交流するにつけ、将来に書道がもっと行き渡って、多くの若い方に親しんでもらいたいと思うようになりました。

河野太郎さんみたいに、デジタル化を推し進めるのは結構ですが、「印」を廃止するとか手書きの物を無くすとかは、一長一短があって、なんでもかんでもデジタル化すればいいと言うものではありません。年々書道人口へ減少しています。「日本ブログ村」でも、書道のジャンルは見つかりませんでした。世界でもごくわずかの国でしか残っていない芸術性の高い伝統文化としての「書」はこれからもずっと守っていくべきだと思うのです。

手で書いたもの作ったもの良さや温かみを失ってはならないと思うのです。無くすべきは、利権や公共に胡坐をかいている紅白歌合戦・大相撲・宝くじ・業界団体などではないかと思います。

ともあれ、知り合った方たちに出来るのは、書道を教えるのは無理なので、普段出来るだけ書道や篆刻に接することを体現し伝えることにあると思っています。学業や家事・仕事を持った方々に、ワタシの様な自由人(笑)と同じことを望むわけには参りません。それでも、ヤフオクで入手した書道具や印材、自分で彫った印などの写真を載せ、望めば余っている道具や材料を譲って差し上げる、等ほんの微力ながらも、書を志す方たちの足しになればと思っているのであります。書道の応援団の一人になろうと。

最後にそのお仲間から頂いた書の写真を載せましょう。ワタシの下手な書き散らしではありません。書道家さんの御作品であります。

最近知り合った気鋭の作家さん「紫玉」さんの最新作


九州の写真家兼書道家さん「翠月さん

皆さん頑張っていますよ。

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