植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

今年を総括する ----予想以上に楽しませてくれた花たち

2019年11月06日 | 植物
この1週間というもの、旅行やゴルフにと大忙しで、風邪・寝不足・疲労が重なり、園芸や習字がオロソカになっておりました。昨日あたりから、いつもの日常が戻ってまいりました。齢を重ねてくると、平板でピースフルな日々を送れるのががなによりであります。
さて、しばらく植物や写真を紹介する本ブログの本分を見失っておりました。

今年開花し、とてもワタシを幸せにしてくれたちょっと珍しく、お得感のあった植物たちです。

まずは、満月美人。月下美人の近種で、姫月下美人との交配種ですね。月下美人は基本的には、原種そのものが広まっており、亜種がほとんどないのが特徴です。かつて昭和天皇がまだ若かりし頃、台湾でこの花を見かけて、なんという植物か尋ねられたそうです。その問いに「月下美人です」と答えたのがその名前の由来だとか。
昨年春に、花蕾付きをいつもの花屋さんで見かけて手に入れました。千円は安かったなぁ。今年4回に分けて開花し、一度は茹でて酢味噌で頂きました。夜中にだけ咲いて、朝には萎れています。艶やかな芳香のある花は本当に見ごたえがありました。


これは、一昨年にダイソーで買い求めた、葉挿しのサンスベリア。ほとんど水も肥料もやらずに出窓に置きっぱなしだったものですが、偶然花茎がつき開花しました。
調べてみると、花が咲くことが珍しいのだそうです。いつも投稿している「Green Snap」でも多くの人が初めて見たとコメントを寄せていただきました。
くるりんと花びらが巻いて芳香もあります。これも夕方から朝まで咲いて、閉じてしまいました。手間いらずでコスパ良し


こちらは洋ラン「バルボフィラム」の花。昨春、花屋のカナちゃんから写真入りで「入荷しました」とLINE、買わずに済みませんわね。
育て方を知らず、手探りで栽培しています。ようやく一本だけ花茎が付きました。
カニの爪みたいで変わった花ですね。


カニと言えばお次は、スパイダーリリー。笹蟹百合・ヒメノカリス・イスメネといくつかの別名 があります。つややかな葉っぱで、いくつも花を咲かせ、花もちが良く、素敵なフルーティな香りも致します。冬越しが要注意のようですが、とても存在感があり、大事に来年も咲かせたいなと思わせる植物です。


最後は黄花ホトトギス
ホトトギスは、日陰を好む多年草で日本の風土に適しています。基本はえんじ色の斑点が入った奥ゆかしい風情の花ですが、こちらはちょっと珍しい黄色の花です。
直射日光が当たるとすぐに葉焼けして茶色の枯葉になります。来年は用心して日陰の環境で育てなければ。

これからは、冬越えの準備がはじまります。最低気温18度から0℃まで、段階的に室内や温室に退避させます。ものによっては掘り上げ、あるものは水を切ります。だんだん増える非耐寒性植物をどうやって越冬させるか、これが、ワタシの最大の悩みであり真骨頂でもあります。

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