植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

自家製アイスクリームバナナをなんとか食べよう(その2)

2023年08月22日 | 植物
先日バナナに花が付いたことをこちらでご披露しました。
その続きであります。
ワタシのガーデニングの基本スタイルが「泥縄式」です。計画的に、いろいろ下調べしたうえで予想をたてながら順序良く過不足なくお世話する、これが理想ですが、実社会はそんな理想通りに事が運ぶような甘いものではありません(笑)。

まして、千種類以上の異なった形態や特性を持った植物たちを、他の事をいろいろやりながら(このくそ暑いのに)管理などできないのです。植物たちが元気に成長しても、このワタシがくたばっては何にもなりません。それでもなんとか枯らさないよう、あたりが草ぼうぼう、ゴミだらけにならぬよう日々少しづつでも関わって最低限の注意を払っております。気が付いたらやる、弱ったら対処する、枯れ込んだら取り除くといったところ。

そして、偶然にもアイスクリームバナナが開花し実がついた、というのが前回の話でありました。なにせ初めてのことなので、その先どうするのか全く知りません。ただ、見上げて、このままでは少なくとも茎が折れてダメになるだろう、ぐらいの見当はつきました。

そこでようやく、改めて「バナナの育て方」を勉強しているわけです。概ねは間違っておりません。そうでなければ「バナナ」の幼果がつくわけがないのです。日当たり良く、高温期間が長く、多肥を好む、ここまでは基礎知識であります。芭蕉科の植物に共通します。昨年の11月に毛布やじゅうたんなどでくるんで地上部を残す、という作戦が成功して早い時期に茎(偽茎)が太り葉が生い茂ったのです。

そこから先には花が咲く以外ない、そしてそれには肥料と水分が不可欠であると確信して、朝晩水やり、液肥をふくむ有機肥料を与えることを継続したのです。で、その開花にかなりの期間気づかないままで、一昨日だいぶ経過した幼果を発見しました。わかりやすく図で示すとこんな感じです。(実際はもう少し段や数が少ない)

これ以降の作業は①開花後1週間後に摘花する ②雄花苞を切除する ③雌しべ・雄しべが発育不全または退化した中性花を摘み取る、などがネットの説明出てきます。うーむ知らない言葉が多いなぁ。房の一段をと呼び、一つ一つのバナナの幼果をと呼ぶのだそうです。

いつ開花したのかが不明ですが、どうやら一番下の赤紫の花が不要になるので切除する、という事のようです。
現在の状況がこれです。


そしてもう一つ大事な作業が、予想通り「支柱で房を支える」ことにあるようです。ほおっておけば、その荷重に耐えられず偽茎が傾く、とか房を繋ぐ太い茎が折れることが十分起こりうるのです。なんでも40㎏ぐらいになることもあるそうですから。
そこで、今朝は、とりあえず作業のためにバナナの南側に植えてもしゃもしゃに伸びて来た「サルナシ」のツルを思い切って半分近く剪定しました。これに支柱をたてればいいのですが、どういう風に支えるのかが良くわかりません。

この中央に曲がった茎の先にバナナが付いているのです。

ワタシは、実はなかなか勘がいいのです。このバナナを植えた時、その周囲をパイプで繋いで箱型に組み上げていました。あちこちに茎や幹が広がり葉っぱを広げていくので、囲いを設けて繁茂を制限しようと考えました。
それなので、割合近接したところのパイプを利用すれば支柱も立てやすくなります。

まだ、実が入って重くなるまでにはひと月はかかるでしょうから、様子を見ながら支柱で、房を支えることにしたいと思います。今朝は盛大に水も撒き、ぼかし肥料・固形肥料・有機たい肥・化成肥料・鶏糞と気前よく施肥しました。
大きくなぁれ、美味しくなぁれ、と念ずるのみであります。

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