植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

花ばかりが人生ではありません 葉っぱもいろいろです

2019年12月27日 | 植物
植物の楽しみ方は、やる方によって勿論千差万別であります。
ワタシも、最初に感じたのは当然ながら「花」の美しさでした。
 花芽が付き、蕾が膨らんでくるとワクワクいたします。特にそれが、咲かせるのに手間や困難があればあるほど開花した時の喜びも一入ですね。

 次に、ガーデニングの楽しさでは、若葉や新芽が出ることでしょう。種を撒いたら、水を遣りある朝、土から発芽した緑が顔を出すと、なんともいとおしくなります。
 バラの挿し木は、挿した茎から赤いニキビのような膨らみが出てきます。水耕栽培では、真っ白なひげ根が下りてきます。そうした日々の変化が、園芸家のみならず、植物を育てて楽しむ人々に、喜びややりがいを与えてくれるのでしょう。

 今年、中でも再認識したのが「葉」の美しさです。
幾何学的な造形、天然の色彩の妙は葉っぱにも宿ります。
これは「コプロスマ」
厚い光沢のある緑が、冬になると赤紫に紅葉します。常緑樹なので、春にはまたグリーンに戻ります。

こちらが観葉植物。「アロカシアアマゾニカ」、深い緑色に薄い銀色がかった葉脈が走ります。

次は、今年ワタシの所にやってきたカンナ「ベンガルタイガー」であります。夏から次々と濃い黄色の花を咲かせますが、葉の鮮やかな縞模様が見事です。

こちらは、イワヒバ(別名岩松)、シダの仲間ですから花は咲きません。乾燥したり寒くなると茶色に丸まりますが、春になるとこんな風に蘇ります。

これは、ジャカランダ。非耐寒性の植物で、世界三大名花に上げられるそうです。日本の本土の平地では冬越し出来ません。しかも開花するまで数十年かかるとも言われるので、花を見ることはまずないでしょう。

次なるは、多肉植物子宝弁慶草(コダカラソウ)です。花も咲きますが、なんといってもこの植物は、葉の縁に子株をつけるのがユニークです。これが、ぱらぱら落ちて、あっちでもこっちでも成長します。クローンでありますな。

さて「朝霧草」、日本の山野草かと思いきや、ロシアのサハリンや北方4島に自生する植物、これも花は地味で、むしろ摘んだ方がいいとも言われます。

これは上から見た「高砂百合」で放射状に細葉が伸びてきます。ワタシがガーデニングを始めた頃、片隅に生えてきて面白いのでそのまま開花まで育てました。義母が亡くなった日に開花したのが印象的でしたね。

最も葉っぱで鮮やかなのがこれ「カンナ ダーバン」です。平塚市のはずれにある植物園「花菜ガーデン」で見かけたのが初めてでしたが、一目惚れしました。ネットで探してもなかなか見つからず、花菜ガーデンに行ってシャベルでちょいと掘って少し頂こうかとまで考えましたが、さすがに思いとどまりました。
どうです、素敵でしょう。夏にはオレンジの花も咲きますよ。



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