目下、参政党が大変な支持を得ています。一日に2000人ずつ党員が増えているそうです。
で、当方が注目するのは、その政策です。参政党は、どういう政策をひっさげて、国政に臨もうとしているのか。
その中核に位置するのが、参政党の発起人のふたりのうちのひとり、松田学氏のいわゆる「松田プラン」です。
「松田プラン」とはいったいどういうものであるのか。
それを知るのにうってつけの動画を見つけました。
それを三回シリーズでアップしてゆこうと思います。
まず、当方がそのあらましを述べます。それをふまえたうえで、末尾の動画を観ていただければ、松田氏の語る内容がけっこう頭に入るのではないかと思われます。
〇松田プランの4つの柱
① 国を守る。
② 国民にとってとても便利な社会を作る。
③ 財務省が積極財政を実現するための現実的な裏付け・しくみを作る。
④ 日銀が実施する金融政策にちゃんとした出口を与えることで、積極財政とタイアップした大胆な金融政策を実現する。
以下、①~④について若干説明を加えます。
① いま世界で、中共のデジタル人民元構想に見られるような、お金の概念の変革が進行している。その動きに乗り遅れると、中共の全体主義的な世界の再編成に取り込まれて、日本国民の個人情報がおびやかされ、政府の通貨主権を守ることが危うくなりかねない。だから「松田プラン」によって、日本政府が国産のブロック・チェーン上で「デジタル円」を可及的速やかに発行して個人情報や通貨主権を守る必要がある。
② もうすぐスマホにマイナンバーアプリが入る時代が到来する。そこに「デジタル円」をインプットし、「支払い機能」と「情報機能」を兼ね備えたお金が広まることによって、国民生活の利便性がぐんと高まることになる。お金の「情報機能」とは、契約や手続きなどのことである(このあたり、あまり理解できておりません)。
③ 2013年以来の日銀による異次元緩和によって、政府発行の約半分に達した日銀保有の国債を、「松田プラン」によって、政府が元本返済義務を負わない永久国債に転換し、それを国民の求めに応じて「デジタル円」に転換する。そのことによって、国債がお金に変わる。つまり、債務が消滅する。それゆえ、一般国民が税金で国債金利の支払いをしなくてよくなる。このように仕組みを変えることによって、財務省は、やっと積極財政に転換することができるようになる。
④ いわゆる出口政略において、日銀が国債を売ろうとすると金利が上昇して、経済に悪影響を与えかねない。だから、国債を減らすことはけっこうむずかしい。しかし、日銀保有の国債を永久国債に変え、それを国民の求めに応じて「デジタル円」に変える仕組みを整えるなら、日銀にとって国債の「出口」ができることになり、大胆な金融政策の実施が可能になる。
おおむね、今回は以上のような流れになっています。
では、ごらんください。
【政策解説シリーズ】松田プラン徹底解説 その1 ~全体像~
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いろいろと疑問が湧いてきますね。とくに、MMTに賛同してきた方にとっては、そうでしょう。それは、当方にとっても他人事ではありません。シリーズの「その2」「その3」で、それらが解消されるのかどうか。続編もごらんください。
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