予想もつかない天災と人災に襲われた東日本地方、このところ日本に続く
悲しく苦しい試練に辛く悔しい思がします。
記録によると、この三陸海岸地方には明治時代や昭和の初期にも
地震と津波が押し寄せていたとのことです。地政学上、周期的に
地震+津波が起きる可能性があるという言い伝えはあったと思います。
これは私のつたない疑問なのですが、それらの土地の歴史や古老からの
言い伝えは活かされてきたのでしょうか?
天災は本当に忘れた頃にやってくるものなのですから。
そうしてその地方に据え付けられた原発については、あってはならない
恐ろしい事故を防止する為にも、太平洋に面して津波の過去歴もある
この地方の立地条件の危なさに徹底的に対峙しなければならなかったと
思います。せめて電源を高い所に置くとか。
私はたまたま、ある場所でその年の東電の社内誌1月号に目を通したのを
思い出します。
その頃は電磁調理器の販売に力が入っていました。社長か会長の記事で
「東電は優れたノウハウを持っているのだから、これらを海外に展開しよう」と
いう様な意気込みの記事が書かれていたように覚えています。また、
福島の原発って基本構造はアメリカのGeneral Electric製だそうですが、
事故以来十分面倒見てもらっているかなと思ったりしています。
未来に向けて前向きに進むことは大変重要なことですが、
時々過去の歴史を振り返り学ぶことも必要ではないかと
被災地の復興を心から願いながら思っています。