頭も身体も益々動きが遅くなり、重なった諸事が捗らずブログ更新も滞ってしまいました。
秋に出かけた音楽会を記録しておこうと思います。当日の指揮者は神戸出身の鈴木秀美氏でした。
鈴木氏は、20世紀の最後16年間をオランダ・ベルギーに住まわれて、チェロのソリストとしてヨーロッパで活躍され
2000年に帰国されてからは、日本でもチェロ演奏者、指揮者として又指導者として活躍されています。
まだ60代半ばでいらっしゃるので、その夜のベートーベンの第7番は精悍で力強く聴衆を
感動させる圧倒的な演奏でした。舞台に登場、退場される時の堂々たる姿勢もとても魅力的でした。
夫が気付いたのですが聴衆は男性の方が多く7割位の感じでした。
聴衆に力を与え魅了して元気づけて下さる素晴らしい演奏でした。
11月には藤岡幸夫氏指揮のドビッシーの交響詩「海」などを鑑賞。
この日の呼び物は寺田悦子、渡辺規久雄夫妻による「2台のピアノのための協奏曲」でした。
ピアニストご夫妻だけにさすがに息の合った素晴らしい連弾の演奏でした。
すらりとした渡辺氏が寺田悦子さんを優しくエスコートされて素敵なご夫妻でした。
そして11月末には夫の合唱団の元指揮者のN先生ご夫妻の恒例のサロンコンサートを楽しみました。
先生は音楽家で且つ八重洲の小さなビジネスホテルのオーナーでいらっしゃるのです。
経済学を修められてから音大で念願の好きな音楽を勉強されたそうです。
この日は奥様のオペラの曲を鑑賞するのが楽しみで目的なのです。先生はずっとピアノ演奏です。
奥様はオペラのプリマドンナとしての資質を全部備えられた方だと思っています。お声は勿論、
超美人で可愛らしく日本人離れした体格、当たり役は「椿姫」だといつも思っています。
写真は掲載出来ないのですが、先生が並々ならぬ努力で口説かれたであろうことが伺えます。
先生はお話好きで、曲の解説が庶民感覚で面白く、いつも楽しませて頂いています。
ホテルの前の道路をはさんだ向こう側は現在三井不動産などが再開発事業で高層ビルなどを建設中です。
八重洲一帯は数年のうちに様変わりするようです。