細田衆院議長のセクハラ疑惑報道が炎上しつつある。
またも文春砲だ。
この手の話は、ワイドショウなどで盛り上がる話。
深夜に、「今から来ないか?」と女性記者に電話をかけたという。
その記者は、おそらく何かネタがもらえると思って議長自宅に伺ったのだろう。
議員宿舎かマンションか知らないが、国元から離れて一人暮らしの身。
酒でも飲みながら電話をしたのだろうが、心根が意地汚い。
当時は自民党第一派閥の長だから、そんな人から声がかかれば、仕事命の記者は飛んで来る。
地位も権力もないその辺にごろごろいるじいさんだったら誰も深夜にやってこない。
作家の岩井志麻子氏は「おっさん、じいさんって、サービスって勘違いしている人が多いんですよね。女性に”エロっぽくなったね。男できた?”とか、”色気づいた?”とか言うのが、人間関係円滑、サービス精神、場を和ませると思い込んでいるおっさん、じいさんって日本国にいっぱいいるんですよ」と主張した。
こんな見方はよく言われるが私は少し違う考えだ。
リップサービスや相手のお尻を触るぐらいで人間関係の円滑化が図れるなどと言う考えは少し甘い。
このタイプは概して仕事のやり方も甘い。だから「サービス精神旺盛」でなんとか人生を泳いでいるというのが実態。
細田衆院議長の報道が真実だとしたら、「恥を天下にさらした」ことになる。
潔く辞任するのが筋だ。
一方でマスメディアの方もよく考えるべきだ。
こんな取材方法で他社を出し抜いて記事にしているようでは大いに問題。
権力者とメディアは本来適度な緊張関係を維持することが大事。
公の場で堂々と質問、再質問をするべきだ。