この夏、東北、東京、中部電力のエリアが10年に1度の猛暑となった場合に電力が逼迫しそうだ。
電力供給の余裕を示す「予備率」は、安定供給可能とされる3%に迫る3.1%の予想。
その対策として萩生田経産大臣による国民へのお願いは、
「ご家族でこの夏場、部屋が分かれたエアコンを使うのではなくて、テレビなど一つの部屋に集まって見ていただくような、ちょっとずつの試みで乗り越えて行けると思うのでご協力をお願いしたい」
本当にこんな対策で大丈夫と問いただしたい。
この国は、いざとなったら「竹やりで戦え」と言った国だからこんな発想しか浮かばないのだろうか?
なにやら戦後の混乱期を想い出す。
しょっちゅう停電があってランプやろうそくを用意したものだ。
そう言えば大学入試のための雑誌に「蛍雪時代」というのがあった。
(中国古代、灯油が買えなかった苦学生が蛍の光や雪明りに頼って読書に勤しんだ故事に基づく)
千葉県にいる私の友人は図書館に行って新聞を読むと言っていた。
(もっともその新聞も取り合いになるようだが)
図書館や美術館、あるいは映画館などで楽しんだら良いと思う。
みんなで集まってテレビを見るなど最悪の選択ではなかろうか?
萩生田経産相の本音は、「原子力発電」を動かしたいのかもしれないが、こればっかりは政府が直接指示を出せない。
太陽光だ風力発電だと言っても、かなり問題あることがわかってきた。
この地域にも風力発電の動きがあるが、バックに上海電力がいるようで住民の反対運動が盛り上がっている。
幸いなことに夏に関しては、北海道は比較的涼しいので電力に余裕があり安心はしている。
この際だから少し余裕をもって長期の休暇をとり、涼しい所で「原始的な体験生活」をするのもおすすめだ。