世界を見渡せば各地で戦争が勃発し、物価高騰で人々の時の政権への不満が高まっている。
日本も例外ではない。
公明党との連立で1党独裁に近い体制を誇った自民党も今や気息奄々だ。
今のところ補正予算の通過は、公開と熟議の国会がある程度実現したと評価してよいだろう。
問題は来年度の予算がすんなり行くかどうか、さらには米国、中国、韓国などとの外交も心配だ。
今後予想される展開は、
①自民党石破政権が国民民主か、維新を抱き込んでそれなりに新しい連立ができる。
②石破政権が行き詰まり予算引き換えに退陣する。
③後継者争いで自民党が分裂する。
いづれにしても立憲民主の野田佳彦の腹は、7月に行われる参院選で自公を過半数割れに追い込むことだ。
自民党石破茂にしてみれば、何とかして国民民主を抱き込むこと。
しかしうまくいかなければ、今回同様維新や立民と予算組み換えなどで手を握るかもしれない。
このあたりの駆け引きには、石破茂と野田佳彦の胆力と「国民生活を守る」という責任感が試される。