あまり見たくない景色だったが、トランプが再度出現する。
世界は戦々恐々のありさまだが、それなりに対応するしか手はあるまい。
「カネで片が付くならそれもまた良し」、まさか自分から戦争を仕掛けることはあるまい。
とにかく関税をかけるのが好きのようだが、自らにも跳ね返るということは考えないようだ。
それは「物価が上がる」ということだ。
このところ世界各国で政権政党が軒並み敗北を喫している。
理由はいろいろあるだろうが、
どの国でも主要な原因になっているのは「物価高対策の失敗」だ。
バイデン・カマラが敗北したのも一部の富裕層は別にして大部分の国民は生活苦にあえいでいる。
その矛先が「移民問題」にぶつけられているが、実際には「物価問題」だと思う。
日本でも自公政権が過半数割れしたのは「裏金」が主要因だが、同じくらいの重さで「物価対応のまずさ」にある。
結論から言えば、世界は当分物価高に苦しめられる。
もし良くなるとすれば、トランプが強力に二つの戦争を収束させた時だ。
ロシア対ウクライナ、イスラエル対パレスチナの戦争。
何をしでかすかわからない男が「戦いを収める」という淡い期待くらいは持っても良いだろう。