この数十年、日本の国力の衰えが目立つのだが、少し元気の出るデーターが出た。
経済開発協力機構(OECD)が、成人の社会的スキルをはかる「国際成人力調査」の結果を発表した。
22~23年に31か国・地域の約16万人が参加し、日本は無作為に抽出された5165人が解答した。
読解力2位、数的思考力2位、問題解決能力1位
ちなみに上位の国は、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、オランダなどだ。
無能なのは「労働者」ではなく「経営者」だ。ーーデービッド・アトキンソン
「人材の質と生産性のギャップが世界一大きい国」と言っても過言ではない。
米国の労働者の質は日本と比べ物にならないくらい低い、しかし、米国は素晴らしい経済成長を続けている。
生産性が高いということで、つまり「経営のうまさ」だ。
日本は、優秀な人材を「非正規雇用」で使うというアメリカの奴隷制度のような仕組みを作った。
小泉政権以降の自民党は大いに反省すべきだろう。
これは、今話題になっている「企業・団体献金」による悪しき政・官・業の癒着によるものだ。
この癒着の構図を打破しない限り、日本の人材は浮かばれない。
とりあえず目をつぶってでも労働者の賃金を上げることだ。
そして正規雇用を増やすことだ。
いじましく103万円の壁ですったもんだしている場合ではあるまい。