酒の席になると上司によっては「きょうは無礼講で行こう」などという発言が出る。
地位の差や礼儀作法を無視して宴会を行っても良い、ということで結構くだけた宴会になる。
しかしこの発言を真に受けて、ため口をきいたり絡んだりするとひどい目にあう。
下手をしたら地方へ左遷などもあり得るのだ。
ここで大事なことは「空気を読む」ということか。
ムラ社会の風習は何時まで経っても廃れないということだろう。
「オフレコ発言」というのも底流にある考え方は「無礼講」に似ている。
「オフレコ発言」する方は、「ここだけの話だけど」ともったいぶるのだが、何ということはない特権意識丸出し。
またそれを聞く方の記者も何となく仲間に入れてもらった気になっている。
記者魂を捨てているようなものだ。
日本の「報道の自由度」はとうとう71位にまでなってしまった。
エクアドル、ケニア、ハイチの次だ。何とも情けない。
大手マスメディア中心の「記者クラブ」という特権にぬくぬくと甘んじているからこのようなことになる。
岸田政権が脆ささらけ出している今だからこそ大手メディアは「報道の自由」を取り戻さなければならない。