かって日本は経済一流、政治は三流と言われていた。
しかしその経済もかっての栄光は見る影もない。
株式の時価総額のみで、軽々に判断できないが日本企業の苦戦は目に余る。
①アップル2,8②マイクロソフト2,3③サウジアラムコ1,8④アルファベット1,8⑤アマゾン1,6 (単位兆ドル)
トヨタがかろうじて0,3兆ドルで29位だ。
三菱UFJモルガンスタンレー証券の藤戸則弘氏
日本勢はバブル崩壊で設備投資に後れをとり、設備投資に後れを取って成長力が弱まった。
新しいビジネスモデルを受け入れる土壌も乏しい。政治や産業界、国民の意識が変わらないと、日本の産業が復活するのは厳しいのではないか。
何とも厳しい見方だが、「意識改革すべき」という点は賛成だ。
ところが経済界の総本山ともいえる「経団連」は、緩やかに衰退する産業の総本山になっている。
ただ現在の経団連の十倉会長には期待している。
※中間層の衰退・格差について認識している。
※社会的共通資本(自然環境、社会インフラ、制度資本)の構築への意欲がある。
問題は連合(日本労働組合総連合)だ。(芳野友子会長)
女性会長ということで注目していたが、問題意識が共産党憎し(かっての怨念があるのか?)に固まっている。
非正規労働者の組織化とか支援については同じ目線で共闘すべきではないのか?
20年余りにわたって新自由主義に走った政界や経済界の責任は大きいが、その片棒を担いできた連合の責任も大きい。
成長力を取り戻すカギは、経営者がリスクを覚悟し、独自分野に投資すること。
企業をいたずらに甘やかすアベノミクスは早期に撤収すべし。
円高が日本を強くする。