最大震度7を記録した能登半島地震は、発生から10日が経つ。
8日現在で死者168人、安否不明が323人。
孤立集落は24地区に上り、取り残された人は3300人となった。
約390か所の避難所には2万8千人以上が身を寄せている。
おそらく東日本大震災に次ぐクラスの地震であろう。
ところが岸田政権の初動は、
はっきり言えば「甘く見ていた」としか言いようがない。
新年会をはしごしBSテレビに出演までしている。
ここから推測できるのは被災者の身をおもんぱかって何としても救おうという気迫も信念もない。
地震対応のオペレーションを抜かりなく行う司令塔が誰なのかも、さっぱり見えてこない。
松村防災担当大臣なのか、斎藤国交大臣なのか、それとも木原防衛大臣なのか?
前線基地たるべき馳石川県知事も何をしているのか?
身を挺して震災地に入った令和の山本議員の方が動きが素早い。
交通網が寸断されている状況を見れば、ヘリコプターでの支援活動が一番効果的だ。
ところが自衛隊は逐次投入されて明らかに初動の遅れが目立つ。
それと今後の検討課題だが、政府および県も含め現地の市町村において地震への備えは十分だったのか?
防衛予算ばかり増やして防災予算を削って来た「とが」が問われるのだ。