お釈迦様が厳に戒められた言葉がある。
貪欲(むさぼり求める)、瞋恚(憎しみや怒り)、愚痴(無知で愚か)の三つだ。
これを3毒という。
この中で厄介なのは瞋恚(しんに)であろう。
公明党はバックに創価学会という宗教団体がついてる。
仏教への信心がどの程度のものかはわからないが、公明党は今や瞋恚の業火の中にある。
自民党と公明党の連立は20年に及び、本妻の座は確立していた。
しかしこのところ自民党は国民民主党や維新の会に色目を使いだした。
真面目そうな国民民主ならまだしも、ガラの悪い維新と火遊びするのは何があっても許せない。
(もっとも大阪では維新と選挙協力しているからどっこいどっこいなんだが)
このところの公明党幹部の顔には、感情的な怒りが見られる。
選挙区調整のもつれだけではなさそうだ。
今の自民党を実質的に仕切っている岸田、麻生、茂木、萩生田は、本音は公明党が嫌いのようだ。
要するに肌合いが合わない。
どうして結びついているかというと選挙協力という利害関係だけだ。
肌合いの合う二階俊博や菅義偉は非主流に転じパイプは目詰まりしている。
破れ鍋にとじ蓋でおさまるか、それとも覆水盆に返らずになるか。
一度壊れたものを修復するのはなかなか難しいのではなかろうか。