イギリスの首相だったサッチャーに次の言葉がある。
今の日本の政界をながめると、自民と公明の腐れ縁はなんだかんだ言いながら続くだろう。
お互いに土台はかなり腐れかけているのだが、それゆえに支え合う。
一方の野党は、維新と国民民主は「与党すり寄り」を隠さなくなった。
そうすると自民に対抗する選択肢を示せるのは、
立憲民主・共産・れいわ・社民のグループということになる。
自民党の政策の核は、新自由主義と復古主義的価値観だ。
「新しい資本主義」などと目先を変えてくるが、やっていることは防衛費の増額と国債増発によるばら蒔き。
ところが、見えないところで増税がなされて行く。
そして何時の間にか、弱い者は徹底的に搾り取られ、強い者が総どりする。
新自由主義の対抗軸は「社会民主主義」であり、かっての自民党は(小泉政権以前)この傾向が強かった。
(社会民主主義を言い換えれば、市民目線での政策の選択)
復古主義的価値観に対しては、「戦後民主主義の堅持」である。
政権交代可能な野党勢力というのは、野党勢力自体の努力も必要だが、「有権者が育てる」ということも大事。
比較してよりましな方を選択すると考えれば良いのではなかろうか。