節義廉恥を失いて、国を維持するの道決して有らず。 西郷隆盛
国を守るのは道徳であり、節操や道義を守り、恥を知る心が大切だ。
このところの、安倍前首相と菅首相の振る舞いはなんと節義廉恥に欠けたものであることか。
一国の指導者が「嘘」を当たり前のように吐き散らす。
「政治資金規正法」や「公職選挙法」などの法に触れるかどうかは検察でじっくり調べるべきだ。
しかしそれ以前に、上に立つものには厳しい自律、モラルが求められる。
安倍晋三は即刻議員辞職すべきであろう。
「道徳教育」なるものが小学校や中学校で教えられている。
安倍政権になって教科外活動であったものを、教科へ格上げし、児童生徒の道徳性に係る成長の様子を把握し、文章表記で評価するようになった。
自分たちがさんざん道徳なるものを踏みつけておいて、小中学生にいかにして教えることが出来るのか。
まったく正気の沙汰とは思えない。
私は安倍・菅政権という言葉を使うことにしている。
安倍がコインの表で、菅がコインの裏だ。
安倍政権で行われた森友、加計学園、桜を見る会などのいかがわしい行いは、つねに二人の共同作業だ。
安倍晋三の後継に菅義偉を選択したことについて自民党は大いに恥じ入るべきだ。
自浄作用の欠落した政党の没落がいよいよ止まらなくなってきた。
「たたき上げ」というのは成り上がる過程で、かなり危険な道を歩んでいる。
おそらくこれから続々と「疑惑報道」が流されるであろう。
聞くところによると「菅首相の増毛疑惑」まで出てきている。
要するに「嘘」を専らにして政権を得ても砂上の楼閣。
平日道を踏まざる人は事に臨(のぞみ)て狼狽し、処分のできぬもの也。 西郷隆盛