行雲流水の如くに

「保守主義者」は何処へ行ったのか?ーー自民保守岩盤層の迷走

英国のチャーチル首相は次のように語った。

20歳のときにリベラルでないなら、情熱が足りない。40歳のときに保守主義者でないなら、思慮が足りない

極めて含蓄のある言葉だ。

若い時に自由や平等に心動かされるというのあっても良い。しかしいつまでも理想主義を掲げて現実を見ないのは理性の欠如。

ここで言う「保守主義」は、いろいろ人生経験を重ねてそれなりに分別のある行動がとれる、というニュアンスがある。

 

ところがこのところ特に安倍政権以降、保守の概念が混乱をきたしている。

「モリ・カケ・サクラ」での振舞はとても分別のある行動とは思えない。

だが、いわゆる「保守岩盤支持層」という人たちがいて強烈に支持していた。

安倍亡き後、すっかり声は小さくなっているが、何かきっかけがあれば表に出てくるのだろう。

ヨーロッパで吹き荒れている移民反対の動きが右翼思想(国粋主義的)と結びついたように、日本でも可能性はある。

アメリカのトランプにも同様の傾向がみられる。

 

2000年の歴史の中から我々が築き上げてきたものの中で何を守るのか。

そして何を変えなければならないのか。

柔軟な開放性と流動性を持った保守主義が求められている。

こう考えれば保守とリベラルの対決はあまり意味がないだろう。


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コメント一覧

megii123
飲兵衛さん、こんにちは。
自民党にはもはや「保守主義」はありませんね。
ご指摘の通り今の美味しい蜜をなめ続けるつもりなのでしょう。
国民生活は二の次です。

確かに「広瀬めぐみ議員」はひどすぎますね。
よくこんな人が議員になったものです。
よく見れば人相に品格が無い。
何か疚しさを抱えた顔ですね。
suishaalbum
自民党は保守主義というよりは既得権益存続主義という言葉が
当てはまるのかもしれませんね。

ところでこのところ、政治家の不祥事と言えば維新の十八番で
したが、やはり本家本元の自民は凄いです。

広瀬めぐみ自民党参議院議員の
エッフェル騒動、赤ベンツ不倫報道、そして今回の公設秘書
給与詐取疑惑と不祥事のオンパレード!
やはり自民党議員はやることが違いますね。
いや~恐れ入りました。

こんな人を選んだ岩手県民は大反省して欲しいものです。
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