行雲流水の如くに

阿部詩の涙にエールを送る、そして阿部一二三の責任感にも。

フランスで行われているオリンピック女子柔道で阿部詩がまさかの一本負け。

勝つ事だけに集中していた詩の何かが切れたのか立ち上がれず号泣した。

私は、その姿を見て,青春とはこういうものだという感慨を覚える。

それまでかけてきた柔道人生が一瞬で消えた。それを号泣で表現できるのは柔道に全てを捧げてきた証拠だ。

日日新面目あるべし

この瞬間からあたらしい阿部詩が現れることを期待したい。

私のような年代は、特に武道において勝ち負けに感情を表すなという教育を受けている。

悔しくてもぐっと飲みこむのだ。

日本人は概して感情表現が分りにくいと言われている。

いわゆる「謎の微笑」ですべて対応しようとする。

もうそんな時代ではないのかもしれない。

阿部一二三の「静かな気迫」も素晴らしいものがあった。

妹の分まで頑張るという優しさを、勝つことで証明しようとした。

特に評価すべきは、鼻血を二回出して治療後(三回出すと失格になる)、守りではなく攻撃で勝ちに行ったこと。

「無上の道を行く」

阿部兄弟には、

大空へ上るように、上っても上っても上限が無い無限・永遠の道を歩んで欲しいものだ。


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コメント一覧

megii123
shimaさん、おはようございます。
おっしゃる通り、阿部詩の涙には賛否両論がありますね。
私はshimaさんの感想と同じ考えです。
あの涙に新しい若者が現れた気持ちがしました。
日本人は概してシャイで自己表現が下手です。そのカラーを打ち破った気がしました。
会場にいた観衆は、詩が会場を去る時に暖かい拍手で送りだしました。

「不可解判定」についてですが、かけ逃げに近い動きを積極的とみるかどうかにかかっている気がします。
日本人選手はリスクを恐れて消極的だと見られやすい。
勝ち切った日本人選手は、そのあたりを考えて果敢に攻めていますね。
fumiel-shima
行雲さん、おはようございます。

今回の阿部詩さんの号泣には賛否両論・・多くの意見がありましたね。
私も行雲さんの思いに通じるものがたくさんあります。

あの号泣は2連覇を目標に重圧に打ち勝って鍛錬の日々を過ごしてきた阿部詩さんだからこその号泣だったと思います。
決して見苦しいなどと軽々に言ってはいけない綺麗で価値ある涙だったと思います。
冷静になった阿部詩さんの姿にもそれが表れていましたね。

今回は日本にとって不利となる「不可解判定」が連続しましたが
日本人の日本人らしさも見事に表れましたね。

おっしゃるとおり、「静かな気迫」に感動した人たちも多いと思います。
阿部兄妹には無上の道を歩き続けてほしいですね。
megii123
徒然さん、こんにちは。
私も若いころに武道(合気道)をしていたので阿部詩の気持ちはよくわかります。
大部分が悔恨の涙でしょう。
彼女の力から言えば負けるはずのない戦い。
しかし一瞬のスキが生じました。
そのことに対する悔いの気持ちがあの号泣につながったのでしょう。

そうですね、これが人生です。
しかし詩の涙の数が彼女をもっと強くするはずです。
nonaka12345
行雲流水の如くにさん 良く解りました
詩さんのあまりの号泣さに もう泣くのはやめなさい
あまりの醜態で母親感覚になるのか 会場を引っ込んでから泣きなさいと
まだまだ詩さんの活躍の時代は続きますよと言いたかったです
兄ちゃん一二三さんは偉かった 妹の無念をしっかり受け止めていた
試合後の対照的な兄妹
大げさに言えば人生そのものに徒然は感じました
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