行雲流水の如くに

万葉の世界に寄り添う

万葉の歌を詠むと、一瞬にして1300年前の人の生きざまが眼に浮かんでくる。

科学技術がいかにに発達しようが、人の気持ちは変わらないということか。

 

はつはなーーその年初めて咲いた花のこと

淡雪の このころ継ぎて かく降らば 梅の初花 散りか過ぎなむ  坂上郎女

もう春なのに淡雪がこの数日降り続いています。折角咲いた梅の花、この雪が花を散らさなければよいのですが

 

北海道で梅を楽しめるのは4月から5月ころにかけて。

今の時期は雪を花に見立てて雪見酒などを味わう。

 

はまなすーーバラ科  海岸の砂地に自生している(石狩浜海岸)

初夏のころを思い出して

 

時代の流れと言ってしまえばそれだけの話だが、言葉が荒れて来ているのがさみしい限り。

「ハングレ」が使っていたような言葉や、マニュアル語が大手を振って使われている。

ロックアウトやソーシャルデスタンスなど、一体この国は日本なのか?

 

ことだまーーー言葉に宿る霊

磯城島(しきしま)の 大和の国は 言霊の助くる国ぞ ま幸くありこそ  柿本人麻呂

やまとの国は言葉の霊力が物事を良い方向へ動かしてくれる国です。どうか無事に行ってきてください

遣唐使を送り出す時に詠んだ歌だと言われている。

遣唐使は、唐の制度・文物を導入する目的。同行した留学生・僧が帰国後に果たした政治・文化上の役割は大きかった。

 

洞爺湖と羊蹄山(蝦夷富士)


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「万葉集」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事