法を犯したら責任をとることになる。
ところが法に触れなければ、あるいは運よく?見つからなければ責任をとらない。
スピード違反などが良い例だ。
そして最近目に余るケースが、自民党の裏金騒動だ。
先頭きって走り出したような議員は捕まるが、後続車の何十人かは「ラッキー」といったところだろう。
「知らぬ、存ぜぬ」でうそをつき通すつもりのようだ。
それとも、「赤信号みんなで渡れば怖くない」と思っているのか。
要するに責任をとるつもりは無い。
日本のやり方は、決断の主体はだれだか分からなくして、決断の内容を分散すると、それが民主主義だと思っている。
いまだに安倍派の裏金作りを誰が始めたか「わからない」わけだ。
このようなやり方が政府においても民間の会社においてもまかり通っている。
決定した後で何か問題が起きても「みんなで決めたから」と誰も責任をとらない。
このような「厚顔無恥」な自民党の政治家に責任を取らせようと思ったら選挙で落とすしかない。
それも比例復活を許さないように徹底的にだ。
その意味では選挙区の有権者の「民主主義に対する成熟度」が問われているのだ。