このところ原油高騰による悪影響が我々の日常生活にも及んできた。
ガソリン価格や灯油にもろに価格高騰の波が及んでいる。
こんな状況でも石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどでつくるOPECプラスは大幅な増産はしないという。
本来であればアメリカが旗を振って増産を促すのだがどうも迫力がない。
バイデン大統領は自信喪失気味なのか?
バイデン大統領は支持率低下で自信喪失しているのか、年初の勢いが感じられない。
あるいは、アメリカはしばらく原油の高値に目をつぶって、原油採掘業者の懐を温めさせているのか?
(なんと原油生産世界一はアメリカである)
原油高騰の陰の主役は「原油市場に流れ込んでいる投機マネー」
投機マネーが我が物顔で儲かる話ならなんにでも顔を突っ込むのはカネがあふれているからだ。
そんなじゃぶじゃぶの状態にしているのは米国も欧州も日本も中央銀行の行う無制限金融緩和が原因。
さすがにアメリカはFRB(米連邦準備理事会)が引き締めを決めた。欧州も検討中だ。
日本の黒田総裁は「異次元緩和」をやりすぎて締めるに締められない。
円安も放置しているから庶民の生活直撃だ。
イランいじめをぼちぼち止めたらどうか。イランには増産余力はたっぷりある。
アメリカはアフガニスタンから撤退した。中国とアジアで向き合うためだという。
であるならば、イランと手打ちして中近東の安定を図るべきではなかろうか。
今のような野放図な金融資本が跋扈する世界経済に対し、「新しい資本主義」などとアジアの片隅から叫んでも何の効果もなさそうだ。
結局節約するしか手はなさそうだ。