株価は34年ぶりの最高値をつけ企業業績も歴史的に高水準。
ところが1~3月期の個人消費は0.7%の減った。
スーパーに1週間に1回程度行くだけでいかに物価が高くなっているかが実感できる。
庶民の対応策は節約しかあるまい。
企業側もエネルギーや円安を理由に思い切って値上げしてきたが、これからは不用意な値上げをすると消費者の反発を買うだろう。
外食大手ワタミの渡辺美樹会長兼社長は、次のように話す。
(家計は)結果として防衛に入っている。値上げは最後の手段にしていかなければならない。
この認識は正しい。
財界や連合が今年は大幅な賃上げが出来たと自負しているが、これは大手企業に限られる。
日本の企業の大部分は中小企業だ。賃上げ5%には届かない。
それと年金生活者は節約しか手が無い。あるいは働き続けるか。
安倍政権以来「異次元金融緩和」10年以上続けているが、日本の国力は下がり続けている。
もう結果は出ている。
円安政策こそが日本経済衰退の基本原因。
我々国民が円安に対してもっと危機意識を持つべきなのだ。
結局世論が政府・日銀を動かす。