石破茂自民党総裁と立憲民主の野田佳彦代表の堂々の論戦を楽しみにしていた。
しかし石破は総理大臣になる前に解散総選挙を宣言した。
これは、行司軍配がかえる前に張り手をかましたようなもので、横綱相撲からは程遠い。
毎日新聞の世論調査によると、
石破茂総裁に期待する52%、野田佳彦代表に期待する49%、とよい勝負だ。
今回の総選挙の争点は、
裏金や統一教会問題の決着をどうつけるかがまず第一点。
西郷南洲翁は次のように語る。
「節義廉恥を失いて、国を維持するの道決して有らず」
自民党政治の悪弊は「カネによるばら蒔きと利権政治」
ここを糺さずして甘やかすのは三等国の道である。
しかし短期決戦だから調査などまずできまい。事実上の公認である。
裏金議員たちの選挙区には野党統一候補を立てるべきであろう。
維新の吉村知事も賛意を示しているのでまとまると面白い。
第二の争点は、疲弊する国民の生活をいかにかさ上げするか、である。
立憲民主党は中・低所得層に「消費税還元のための給付」を主張している。
約4兆円程度かかるが、法改正しなくても出来るので即効性がある。
しかしわかりにくいので、もっとインパクトのある打ち出し方をすべきだろう。
石破自民党は「岸田政権の継承」を飲んだので(岸田派と取引した)果たして目新しい政策を打ち出せるか勝負所だ。
しかし石破は「軍事オタク」の道を歩むようだ。
またもや国民生活そっちのけか。