行雲流水の如くに

安倍院政を狙っているのか?--改造人事の金属疲労感

今回の安倍改造人事から見えてくるものは「金属疲労感」である。

安倍首相は64歳でまだまだやる気はあるようだが何となく疲労感が漂っている。

そして政権の柱として発足以来内閣を支えている麻生副総理・財務・金融大臣(78歳)、菅官房長官(70歳)、そして党の要である二階幹事長は(80歳)だ。

この年になると権謀術数の手練手管は巧妙になってくるが、新しい時代に対応するフレキシブルな感覚は摩耗してくるだろう。

 

滞貨一層の待機組入閣の論評は不要だろう。

注目すべきは補佐官や官房副長官などの側近を多数内閣に押し込んだことだ。

首相補佐官ーー河井法務大臣、江藤農水大臣、衛藤1億総活躍・沖縄・北方大臣、

官房副長官ーー西村経済再生・社会保障改革大臣、萩生田文科大臣(現在は党幹事長代行)

この人事の意味するものは、いままで側近として苦労を掛けたから「大臣にして報いてやろう」ということだ。

だから「今後もやる気満々」だったらこんな人事は行わない。適材適所にもっと気を使うはずだ。

 

永田町界隈でささやかれているのが、安倍首相「五輪後退陣」策である。安倍の任期途中による禅譲論だ。

途中退陣の場合は国会議員による両院議員総会だけで新総裁が選出される。

要するに「石破潰し」が狙いだ。石破はなぜか議員連中に人気がない。酒を飲んでつるまないからか?

 

外交、内政いろいろな懸案を残して退陣しても、逆にそれゆえに安倍晋三の重みが出てくる。

要するに「安倍院政」を敷けるというわけだ。

しかしこんなうわさが出ること自体、国民不在の「権力たらい回し」だ。

不謹慎な話である。おそらく側近茶坊主人事から破綻の芽が広がるだろう。萩生田文科大臣がその芽だろうか?


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