政府の役割は国民の命を守るのが第一ではないのか?
9日(月)未明に房総半島を直撃した台風15号は甚大な被害をもたらしている。
今回の被害状況は、いつもと異なる。
地震や水害の被害よりは、東京電力の送電網がズタズタに引き裂かれて主に房総半島南部が「ブラックアウト」状況になっているのだ。
ところが一時的に対応すべき東京電力は何をやっているのか。
恐らく現場は必死になって頑張っていることだろう。不眠不休の状態だと思う。
しかし司令塔たるべき本社中枢部はまさに「脳死」状態である。
さらに輪をかけて酷いのは政府・官邸の対応である。
内閣改造にかまけて(ほとんどどうでもよいような滞貨議員と茶坊主側近議員をどう並べ替えるかの駒遊びだ)
そしてマスコミは未だに隣国のスキャンダル議員と日産の西川社長(いかにも品性に欠ける)の辞任騒動で大騒ぎ。
昨年9月6日に北海道胆振地方で地震が発生し、北海道全域が「ブラックアウト」状態になった。
あの時でも「ブラックアウト」状態は3日目にはほぼ復旧していた。
しかも残念なことにあの時の経験が今回ほとんど生かされていない。
今回のことも「想定外」と片付けるつもりなのだろうか?
今回の対応で目に付くことは「概して無関心」
官邸・東電・マスコミそれぞれが「ブラックアウト」を甘く見ている。
電気と水道が国民生活の最重要のインフラだという理解が体感できていない。
さらに住民の不安感をあおっているのは、東京電力が復旧のめどをはっきりと示していないことだ。
もう一つ、かっての災害時の時と様相が変わってきているのは、「スマホ」が住民の重要な情報機器になってきていることだ。
電気がないと十分な充電ができないから情報断絶が発生する。この面での対応策も今後十分にしておくべきだろう。
未だに45万戸の家庭に電気が通じていない。
政府や東京電力は早急の対策を打つべきだ。自衛隊の出動も要請すべし。
千葉県の森田知事の顔が見えない。もう一度俳優に戻って(監督にでもなって)「発破」をかけるべきだ。