今のような自民党の体たらくはあまり見たくない図式だ。
自民党の中枢部は旧統一教会に蚕食されて、保守思想という立党の信念はどこへ行ったのか?
文鮮明の思想は明らかに日本の文化を貶めるような悔日思想にあふれている。
このようなとんでもない思想にたいして、選挙の票の為だけに手を結んだとしたら何とも情けない。
このような政権与党が堕落した時に備えて、いつでも政権交代可能な野党勢力が必要だが、現状はいかにも弱い。
立憲民主党の新体制は「提案から対決」へと大きく舵を切った。
少数野党がアリバイ証明的に提案したところで、巨大与党にいいように扱われるだけ。
自民党が乗ってこれない大きな旗を立てるべきだ。
「何をやりたいのか」、それを具体的に明示すべきだ。
「穏健で格差の無い社会を取り戻したい」、これが大多数の国民の願いではなかろうか。
自民党へは入れたくないが立民も嫌だという中間層が維新に流れた。
この層はどちらかというと自立している。
「自分たちは必死に働いて生きている。どうして一部の者が特別の配慮を受けるのか」といういら立ちがある。
立憲民主党はこのような穏健な保守層を取り切れていない。
あまりにも弱者や被抑圧的少数者救済を言い募りすぎる。
リベラルというのはそのほうに目が行きやすいが、いまやリベラルだ保守だと言っている時代ではない。
もう少し大きな目を開かなければ政権を担うところまでいかない。
もう一つ大事なのは、地方議員の数を増やすことだろう。
自民党の三分の一程度では、空中戦でいい勝負をしても地上戦で負ける。
最後は歩兵が勝負を決めるのだ。
「歩の無い将棋は負け将棋」