行雲流水の如くに

立憲民主党の泉代表選出は必然の流れだった

10月に行われた衆議院選挙は結果的には日本維新の会の独り勝ちに終わった。

与党対野党という点で見れば、

2017年  自民284、公明29で合計313  野党その他152

2021年  自民261、公明32で合計293  野党その他172

かねてから望んでいた与野党伯仲という形には程遠いが、いくつかの曙光が見えているのがせめてもの慰めか。

 

小選挙区において野党共闘は成功だったと評価してよいだろう。

候補者を一本化した選挙区は五分五分の戦いが出来た。

一本化できなかったところは惨敗といって良い。

 

2017年の選挙で、希望の党で得た比例票1143万票(小池百合子効果)のうちかなりが維新に流れた。

希望の党の後継政党の「国民民主党」は、259万票しか確保できていない。

結局、立憲民主党には流れずに維新もしくはれいわへ流れたのだろう。

(2017年には維新と希望の党は選挙協力をしていた)

おそらく小池百合子には「夢よもう一度」という思いがあっただろう。

しかし残念ながら体調不良で挫折した。

体調が万全なら「都民ファースト」を立ち上げていたはずだ。

 

新代表泉健太の役割は共産党との選挙協力を維持しつつ維新に流れた票を取り戻すことだろう。

維新に限らず、ゆるやかな自民支持層からでもよい。

その役割は人当りが柔らかく包容力のある泉健太がはまり役。

選挙戦で戦った相手を執行部に取り込んだのも正解だ。

与党攻撃(おかしなところを糺す)の役割はエッジの効いた小川淳也がいいだろう。

旧民主党から引きずる分裂騒ぎはもう見たくない。

政治経験豊富な古参議員たちにも敬意を払って動いてもらうことも必要だ。

(枝野幸男は大宮駅前で毎日辻立ちをしている。敗軍の将は兵を語らず、行動で語ればよい)


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