米国ウォール街の実務家で著述家でもあるマイケル・モーブッシンは次のように語る。
人生で経験することの多くは実力と運の組み合わせだと言います。
ただ人はそれを見分けることが不得意で、その原因は、偶然の出来事を順に因果関係で結びつけたがる「前後即因果の誤謬」にある。
私もこの意見には賛成だ。
例えば何が原因かわからないでコロナウイールスが減少した。
マスク着用とかワクチンはそれなりの効果はあったんだろうが、それだけか?
「たまたま」という目に見えない力が働いているとしか思えない。
偶然や運は論理的思考より直感的判断と関係する。
「確かな根拠はないが、なんとなくそう感じる」という人は「運がいい」。
「運のいい人」が実践している方法は「瞑想すること」だという。
11月ともなると日の出が遅い。
日の出に出会うと何となく幻想的な気分になる。
だが「直感」を安易に働かせると、とんでもない間違いをすることもある。
日ごろから神経を研ぎ澄まして活動していることが必要で、「ボーツと生きている」だけでは無理だろう。
もっともリタイアしてからも神経など研ぎ澄ます必要はない。
好きなことに集中すれば自ずから直感は磨ける。
この世にし 楽しくあらば 来む世には 虫にも鳥にも 我はなりなむ
大伴旅人
薔薇(バレリーナ)