《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

おかげ参りレポート最終便

2013年06月05日 20時46分02秒 | Weblog
無事に外宮参拝も済み、あとは埼玉に向かって帰るだけ。
楽しい時間とは、実に短いものです。

外宮から伊勢市駅に向かう道なんですが、
おそらく以前はなかった観光名所的通りが、新しく整備されていました。
外宮版おかげ横丁をねらっているんでしょうか。
(また、気を悪くする方が出そうな表現をしてしまいました。)


歌舞伎座も通りの中程にあり、





谷根千にあってもおかしくない店構えの刃物屋さんもあり、





これからもっと賑わうようになって欲しいと、応援したくなりました……、
つまり、あまり賑わってはいなかったのでした。

さて、内宮、おかげ横丁(記事では省きましたが)、外宮の3点セットを観光したわけで、
伊勢市駅に着いたときには、帰りに乗車予定の近鉄特急の時間にちょうどいい時間(15分前くらい)になっていました。
ところが、駅舎正面に掲げられた駅名表示を見たとき、
『JR伊勢市駅』となっていて、頭がパニックになりました。

鉄道にオレは詳しいんだという慢心があって、駅についての下調べはしておらず、
参宮線は超ローカル線だから、
外宮のどん突きにあるのは近鉄の駅だと根拠なく思い込んでいました。
さあ、近鉄伊勢市駅が見あたらない。探し方が分からない。焦るとなお見あたらない。
足が悪い人間は、あちこち探し回れない。
タクシーで宇治山田駅に行ってしまおうかと思ったが、残り時間が心配。

通りかかった人に、「JRの改札を抜けると近鉄のホームに行ける」と教えられても、
迷うはずがないと思っていて迷ってしまった頭はすぐには冷静になれない。
鉄道にはあまり詳しくないはずの乱菊師匠が、上手く状況を飲み込んでくださり、
長い長い跨線橋を渡れば近鉄ホームということを発見してくれました。

我も凡夫なり、という自覚が如何に大切かと、思い知った次第。


実は今朝方の私は、
宇治山田からバスに乗り、外宮前で下車する多くの人々のことを、
「なんで伊勢市駅で近鉄を降りて、外宮まで歩かないのだ!」と憤慨していました。
そう思った自分をものすご~~く恥じ入りました。
あのときは、
「こんな近距離利用者のお前たちが、ぐずぐず下車するのに付き合わされるは苦痛だ」
と思っていました。
宇治山田まで行ってから、バス、そして外宮下車という行動、
今は痛いほどよく分かります。
それほど、伊勢市駅の近鉄ホームは外宮側出口から遠く、跨線橋は長いのであります。
これから外宮へ行かれる方は、伊勢市駅と宇治山田駅のどちらで近鉄特急を降りるか、
慎重にご検討なされた方がいいですよ。 

バスの話ついでに、愚痴を。
内宮手前で、突然バスの運賃が跳ね上がるのはまだ理解できる。
営業努力のひとつと見なそう。
しかし、スイカもパスモも使えない(使わせない)というのはひどいんじゃないか?
しかも、近鉄の系列バス会社なのに。


革命家は問題の解決をする存在ではなく、問題の提起をする存在である。(『1Q84』の名言を一部分改作)