『象』というお芝居は、大変無機質で乾いた感じがする舞台としてスタートした。
難解で膨大なセリフの醸し出す雰囲気と相俟って、
硬質かつ幻想的、という面白い持ち味が魅力的であった。
役者の皆さんも大変抑制の効いた演技をなさっていた。
しかし、きっと役者さんたちは持ち味を出すことに飢えてきたのだろう。
役に様々、自分なりの色を染め始めた。
第3週目のどこかの時点から、結構生々しいお芝居へと変化したようである。
難解なセリフを音楽のように奏でだした場面もあった。
笑いを誘う場面も格段に増えた。
観客に心のゆとりが芽生えたことも、役者さんたちをリラックスさせた要因だろう。
「打てば響く」、という客席になりつつあった。
ならば役者に魂がある以上「打つべし」となるのは当然の成り行きである。
しかし奥菜恵さん演ずるところの看護師さんは、
役柄の性質上、セリフに過度の感情は込められないし、アドリブは入れられない。
徹頭徹尾、抑えに抑えた演技が求められる。
他の役者さんが自分色を出すようになっていく流れの中で、
ちょっと損な役回りだったではないだろうか?
中には「技量的に単調な演技しかできないのかな」と思い込んだ観客もいたかもしれない。
そんな事情ではないのに。
どんどん暴走する大杉漣さん。「舞台の上だけ」とはいえ連日のセクハラ(キャッ!)
「演劇プランは壊せない。『悲しい夢を求めて、美しい嘘をつく女』を最後まで演じきるわ。しかし、私にしか演じることの出来ない看護師とは…」
追い詰められる奥菜恵。
図に乗る山西惇ちゃん!そんなに大きい声を出さないで。
そして、奥菜恵は千秋楽に一気にその女優力とコメディエンヌ性を核融合させた!
“原爆”を扱ったお芝居で。
よかったですよ、大杉さんへの“むちゃくちゃ衣類載せ攻撃” 大成功。
さすがは革命界のアイドル(いつからそうなったの?)。
神野三鈴さんの『「わたし!」と叫んでダイビング』という援護射撃にちょっと拍手をさらわれましたが。
3/14(日)13:00~ 『わたしの』初日
B2列の右端という席だった。
最初の7,8分の間、私に見える奥菜さんは「ベットの脚の下から見える手」だけ。
「下から見るか?横から見るか?」と迷うような贅沢な席をゲットした他の観客に、大変嫉妬した。
「隣の娘にさえ 妬いたわ。」(by斉藤由貴)
現実問題として、初観劇のあの日、稲垣吾郎くんのセリフは難解で、染みてこない。
奥菜さんの《手》を見続けるしかなかった。
吾郎くん、ごめん。
ファン歴14年目に突入しているが、これほど奥菜さんの手を見続けたのは初めてだ。
考えてみればいい経験になったのかもしれない。
千秋楽はお赤飯を差し入れした。
ささびー師が、本人および大変近しい関係者に取材した内容の、又聞き。
「又聞き」ではあるが、信憑性は高いぞよ。
次のお仕事に関して、いくつかオファーは既に舞い込んでいて、
その一つについてはご本人も心を固めているという話である。
今は公表できない、という段階なのだそうだが。
近しい関係者には「(タレント業ではなく)女優一本で行く」と語っているそうである。
党の公式発表によれば、30日、昼公演と夜公演の間、奥菜恵さんはお赤飯を召し上がったそうである。そのお赤飯の入手経路は目下調査中なるも、不慣れな公安部による初動捜査には落ち度があり、判明する可能性はほとんど無いものと思われる。しかし、犯行は革命的奥菜主義者同盟によるものと、推断できる、らしい。
難解で膨大なセリフの醸し出す雰囲気と相俟って、
硬質かつ幻想的、という面白い持ち味が魅力的であった。
役者の皆さんも大変抑制の効いた演技をなさっていた。
しかし、きっと役者さんたちは持ち味を出すことに飢えてきたのだろう。
役に様々、自分なりの色を染め始めた。
第3週目のどこかの時点から、結構生々しいお芝居へと変化したようである。
難解なセリフを音楽のように奏でだした場面もあった。
笑いを誘う場面も格段に増えた。
観客に心のゆとりが芽生えたことも、役者さんたちをリラックスさせた要因だろう。
「打てば響く」、という客席になりつつあった。
ならば役者に魂がある以上「打つべし」となるのは当然の成り行きである。
しかし奥菜恵さん演ずるところの看護師さんは、
役柄の性質上、セリフに過度の感情は込められないし、アドリブは入れられない。
徹頭徹尾、抑えに抑えた演技が求められる。
他の役者さんが自分色を出すようになっていく流れの中で、
ちょっと損な役回りだったではないだろうか?
中には「技量的に単調な演技しかできないのかな」と思い込んだ観客もいたかもしれない。
そんな事情ではないのに。
どんどん暴走する大杉漣さん。「舞台の上だけ」とはいえ連日のセクハラ(キャッ!)
「演劇プランは壊せない。『悲しい夢を求めて、美しい嘘をつく女』を最後まで演じきるわ。しかし、私にしか演じることの出来ない看護師とは…」
追い詰められる奥菜恵。
図に乗る山西惇ちゃん!そんなに大きい声を出さないで。
そして、奥菜恵は千秋楽に一気にその女優力とコメディエンヌ性を核融合させた!
“原爆”を扱ったお芝居で。
よかったですよ、大杉さんへの“むちゃくちゃ衣類載せ攻撃” 大成功。
さすがは革命界のアイドル(いつからそうなったの?)。
神野三鈴さんの『「わたし!」と叫んでダイビング』という援護射撃にちょっと拍手をさらわれましたが。
3/14(日)13:00~ 『わたしの』初日
B2列の右端という席だった。
最初の7,8分の間、私に見える奥菜さんは「ベットの脚の下から見える手」だけ。
「下から見るか?横から見るか?」と迷うような贅沢な席をゲットした他の観客に、大変嫉妬した。
「隣の娘にさえ 妬いたわ。」(by斉藤由貴)
現実問題として、初観劇のあの日、稲垣吾郎くんのセリフは難解で、染みてこない。
奥菜さんの《手》を見続けるしかなかった。
吾郎くん、ごめん。
ファン歴14年目に突入しているが、これほど奥菜さんの手を見続けたのは初めてだ。
考えてみればいい経験になったのかもしれない。
千秋楽はお赤飯を差し入れした。
ささびー師が、本人および大変近しい関係者に取材した内容の、又聞き。
「又聞き」ではあるが、信憑性は高いぞよ。
次のお仕事に関して、いくつかオファーは既に舞い込んでいて、
その一つについてはご本人も心を固めているという話である。
今は公表できない、という段階なのだそうだが。
近しい関係者には「(タレント業ではなく)女優一本で行く」と語っているそうである。
党の公式発表によれば、30日、昼公演と夜公演の間、奥菜恵さんはお赤飯を召し上がったそうである。そのお赤飯の入手経路は目下調査中なるも、不慣れな公安部による初動捜査には落ち度があり、判明する可能性はほとんど無いものと思われる。しかし、犯行は革命的奥菜主義者同盟によるものと、推断できる、らしい。