《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

「GW前半は安近短」の象徴:神宮球場

2013年04月29日 05時11分50秒 | Weblog
神宮球場、ナイターではなくデーゲームの六大学野球を観戦。

「オー、今日は入っているなぁ」と思いまして、
帰宅後に公式ページを見たら、観衆15,000人の発表。
安近短をエンジョイする人々が大集結した感あり、でした。
斉藤佑卒業後の早慶戦以外に限れば、この数字でも“大入り”でして、
目出度い、目出度い。

途中まで、意外に風が強く、体温を奪われ寒く感じさえましたが、
次第に風も収まり、
デーゲームの心地よさを味わえました。



しかし、早明戦の引き分けはいただけなかったです。
特に早稲田からすれば。
連盟公式ページは“熱戦、相譲らず”とか盛り上げていましたが、
凡戦相譲らず、というより“早稲田自滅”でした。

だって、与四死球5、バッテリーミス4。
投手も悪いが、捕手ももう少し上手くなって欲しいと感じました。

打つ方も1~3番までが1安打。
ちなみに1番大野は開幕以来ノーヒットを続けているんだから、かわいそう(って誰が?)。
打線全体も、10安打して6四死球もらって、5犠打あって、得点2、残塁15
ってんですから、ひど過ぎるっしょ。
ホームベースが遠い、遠い。

だいたい大学野球が、2-2のスコアーで3時間16分かかっちゃ行けませんぜ。



あと、ビックリしたのが、早稲田の応援部:リーダー部門(チアリーダーではなく、これまでなら男性が学ラン着て応援をリーどする部員)に
”女性部員”がいたのを発見したこと。
腕章から判断するに、1年生ではない。
去年気がつかなかったのは迂闊でした。

早稲田の応援部も変わったなぁ。としみじみ。

史上3人目の完全試合:雨天中止にしなくて良かったね~~連盟の強行策がサポート!?

2013年04月21日 21時49分44秒 | Weblog
東京六大学野球春季リーグ戦第2週第2日は21日、神宮球場で2回戦2試合が行われ、早稲田大学の高梨雄平投手(3年、埼玉・川越東高校出身)が、東大戦でリーグ3人目の完全試合を達成した。2000年秋に立大の上重聡(現;日テレ)が東大戦で記録して以来の快挙。午前中の雨と低気温のため、観衆は残念なことに2000人だった。

元鉄チャンの胸には染みました~~出典は明かさなくていいよね

2013年04月16日 20時07分32秒 | Weblog
たとえ完全なものではなくても、駅はまず作られなくてはならない。
駅がなければ、列車はそこに停まれないんだから。



そして大事な人を迎えることもできないんだから。
まず駅をこしらえなさい。彼女のための特別な駅を。



用事がなくても列車が思わず停まりたくなるような駅を。





単語をひとつ変えたのはちょっとした元鉄のこだわり。
だけど、胸を打たれたことに偽りも誇張もない。
この部分は通勤電車の中で読んだのだが、
思わず本を落としそうになった。
線路を敷いて鉄道会社を経営することを夢見たことがある御仁であれば、
よくぞ我が思いを言葉にしてくれました!ポンっ!
とひざを打つのではないですか?

若冲が復興支援のために仙台に来てくれました

2013年04月14日 07時47分29秒 | Weblog


伊藤若冲の作品を中心とする「プライスコレクション」が仙台博物館に来てくれた、
ということを聞いていたので、
昨日、やっと機会を設けて、鑑賞してまいりました。

すばらしかったです。

観て、素直に感動できる作品だから子供にも大勢見てもらいたいという、
プライス夫妻の願いが、
作品解説のプレートに熱くこもっていました。

わかりやすく、観やすい、いい特別展でした。
「花も木も動物もみんな生きている」(鳥獣花木図屏風)はガラス越しではなく鑑賞することができます。
プライス氏が始めて購入した若冲作品も展示されています。
気持ちのこもった展覧会です。

一般800円という廉価の入場料はビックリです。
申し訳ないくらいに安い。
有名企業系列の美術館だったら1200円~1500円は確実、
という充実した内容ですから。
「東日本大震災復興支援」という看板に偽りなし、という心意気を感じさせます。

しかも高校生以下は“無料”です。
もう一度いいます。高校生以下は“無料”です。
プライス氏および主催者が、
若い世代に震災を理由とする「文化教養面での断層」を残すまい、
と考えている証でありましょう。

若い世代のみなさん、どうかたくましく心を成長させてください。
弊同盟も微力ながら力になろうと思います。


ただ、タクシーの運転手に「伊藤若冲の特別展に行きたい」と伝えたところ、宮城美術館に連れて行かれてしまったのが、残念。
地元にもっと浸透してほしい。こういういい展覧会ですから。


東京6大学野球連盟からの緊急アピール

2013年04月12日 21時25分46秒 | Weblog
4/13(土) ―春季リーグ戦開幕日― 学生は応援席入場無料


開幕日【4/13(土)】に限り、学生の方に応援席を無料開放いたします。

応援席の位置はこちら >>

※ご入場の際に、生徒手帳または学生証を提示していただきます。
※4/13(土) が雨天中止の場合は4/14(日)に実施。


新入生は既に学生証の交付を受けているのか、それだけが気がかり。
それと第1週に試合の無い大学の学生は不公平感を感じやしないかしらん。

長谷川等伯がどう描かれているか興味津々

2013年04月12日 20時34分02秒 | Weblog
芥川賞作品安部龍太郎『等伯』に対抗して、ではないでしょうが、

山本兼一が狩野永徳を描いた小説『花鳥の夢』を世に出すことを知りました、

『色彩を持たない……』に挟まれていたパンフレット「文藝春秋の新刊 4」で。

長谷川等伯像に迫るためには、等伯を主人公にした小説ばかりではなく、

狩野側からの視点で書かれた小説も読む必要があるわけで、楽しみにしているわけで。

まだ予約の段階だが、発注しました。



予約段階の発注といえば、『……多崎つくると、……』は
3月中にamazonに予約しておいた甲斐あって、目出度く本日、
第1刷が送られてきて入手できました。

『1Q84』のときには発売前に予約したのに第2刷が送られてきて、
ちょっとムッとした経験があったものですから、
少しほくそ笑んでいます。

智積院の桃源郷~七条の意表を突く絶景

2013年04月02日 21時18分45秒 | Weblog
醍醐寺は「理屈付き」の大満足でしたが、
智積院の桃は「理屈抜き」で堪能出来ました。
「こんなもんじゃないよ」という声が聞こえてきますが、
私には充分、桃源郷でしたよ。





私、にわか「長谷川等伯追っかけ」ですから、
等伯の国宝作品をガラス越しではなく鑑賞できる智積院に参拝するのは、都合3度目ですが、
そのうちの2度までが庭園の池の水位を落として整備をしている期間に当たるとは、
何の因果なんでしょうか。
私の祖先は坊主でも殺しているすかね。



今回は1/3程度水位が下がっている程度で、
満水時を知らない人にはそれほど失望感を与えてはいなかったようで、
まあ、最大の悲劇は避けられたのですが、
一昨年の年末には完全に底が見える状態を見ましたから。

智積院には当然桜もありますが、こちらは満開にはほど遠く、





心眼を開いて、満開の景色を楽しみました。
でも、眼前の全きならざるものに寄せて、心中に全きものを思い描くというのは、
日本のアートを鑑賞するときの重要な〈美の壺〉であるわけで、
ほら、雲に籠められた夜空に月を想う、みたいな、風流心なわけでんしょ。


でも、あからさまに美しいものだって、やっぱりいい。
隈なき満月、富士川橋梁からの富士山、奥菜恵さん。良くないと言うか?!
何の気無しに京阪東鴨線を七条で下車し、
七条駅は地下駅だから外の景色がどうなっているかなんて、
何も知らないまま=なんの期待もないままに地上に出た私の目を、
太陽の光よりも○○○にした桜がこれ。



特別名勝で、かつ特別史跡に指定されている三宝院を、
このときばかりは凌いでいた、と言っても過言ではあるまい。



やっぱり、過言かしら。

一応、三宝院の名誉のために、観光タクシードライバー氏からの耳学問をひけらかしておきますれば、
「特別名勝」は庭園界における「国宝」であり、
「特別史跡」は歴史界における「特別天然記念物」
なので、両方に指定されているところは滅多にないのだそうである。
三宝院だけ、と言っていたかも知れませんが、記憶があいまい……

言ってみれば、興福寺阿修羅像がイリオモテヤマネコを抱いている状態という
めったにありえへんすばらしい眺めなわけで、
この石碑↓をぜひ写真に納めろ、と言われたので、シャッターを切りました。


3月29日は醍醐寺・岩屋寺でのお花見~~天気は今イチで……

2013年04月01日 21時03分30秒 | Weblog
新都ホテルの窓から、ドクターイエローを見ることが出来た翌日の3月30日は、
これまで何度もお世話になっている観光タクシーのドライバーさんに
「混んでてもいいから醍醐寺に連れて行って。」
とお願いした。
「ほーーっ、あなたがそんなリクエストをするとは珍しい」
と、ひねくれ者には、これまた応えられない最高のヨイショをされて、いい気分。

最悪の人混みを覚悟していたが、

1、9時45分着で、ギリギリで団体客の到着前に三宝院に入れた。
2、平日だった。(でも、リタイア世代が観光の中心となっている現代では「平日=空いている」とは考えない方がいい。)
3、天気が今イチだった。
4、団体は霊宝館には寄らないらしい。(三宝院→五重塔→バスと動くみたいです)

という諸条件が重なったからだろうか、
まずまず落ち着いて、見頃となっている桜を堪能出来ました。
上野や飛鳥山、隅田川なんかに比べたら、ガラガラといってもいい……

いや、それはちょっと嘘になるかな。
てな程度に混んではいなかったです。


まずは三宝院を入ったところに満開の枝垂れ桜。
奥村土牛が『醍醐』という作品に描いたことで「土牛の桜」とも呼ばれるようになった超有名な桜です。



やはり、惜しいかな天気が今イチ。
だからこそ人混みではない状態で見られたので、
(↑満開間近の三宝院であれば、これでもガラガラに近いと言っていい。と思う。)
愚痴はよそうぜ!奥菜主義革命氏……



次は霊宝館周りの桜。
確か数年前にJR東海が、『そうだ 京都、行こう』に使っていたかと思います。
ちなみに、あのCMは東海道新幹線に東日本の人間を乗せようというCMなので、
関西では放映されていないそうです。
タクシードライバー氏に「今年はどこの桜が使われてます?」
と訊かれたので、「退蔵院ですよ。」と答えたら、
「ああ、だから何度も行かされるんや。やっと納得がいきました。」だって。
ちょっとおもしろい会話でした。





今年は霊宝館を一周できました。いつもは出来ないそうです。
イベントの用具搬入のために通行できるようになっていたのでは?
というのがドライバーさんのご意見でした。
だからこの桜も撮影できました。



その後は、五重塔には行かずに醍醐寺を離れ、
山科区の大石神社のちょっと奥に建立されている「岩屋寺」へ。
大石神社があまりに有名になってしまいましたが、
大石内蔵助閑居跡を寺院にしたもので、由緒とすれば、大石神社なんかより、こっちの方が。
しかし、地元ティーが地味に3グループほど花見をしているだけで、こっちはまさにガラガラ。
いい桜だと思いますがねぇ。天気さえ良ければ。





「愚痴はよそうぜ。」
「でもさあ、こっちは別に快晴でも、人に邪魔されずにお花見できたと思うし。天気のこと、愚痴りたくなりますよ。」


〈次回予告〉
翌31日はばっちり好天でした。
智積院の桃と、京都国立博物館に『狩野山楽・山雪』を観に行くために下車した京阪七条駅出口のすばらしい桜をアップしたいと思っています。
お金をかけた醍醐寺より七条の川べりの桜の方がすばらしかったなんて、
天気が如何に桜にとっては大切か、ということをこっぴどく教えてくれました。