あんたに会いに行くから、半夏生。
てな前振りで、建仁寺両足院探訪記の始まりです。
建仁寺って誤変換しやすいですね。けにんじ、とか、けんいんじ、とか、けんにんじ、などと打ってしまうことしばしばで、ストレスは森高千里。
キミキミ!3つ目、おうとるがな。
「女房には黙ってろよな。」
お目当ては半夏生の咲くお庭。こないな花どす。
専門的にいえば、花に見えるところの大部分は葉でして、
どこが花か、は私には指摘できませんで、
でも白くなる葉は高岡早紀や東幹久に聞くまでもなく(意味は「白い歯」との連想だけなんですが)
上から4枚までと決まっているのだそうです。
建仁寺は栄西さんやお茶で有名な臨済宗の禅寺で、けんちん汁には直接関係がない。
禅寺ちゅーところは入り口からして、おどろどろしくて、
悩みからの解放を求めて訪れる者を、考えすぎに陥れて喜ぶ趣味がお有りのようだ。
禅宗の虚仮威しに引っかかったらあきまへんで。
竜安寺の石庭なんて、見ていたかて分かるもんやおまへん。
なんで寺で迷ったり悩んだりせにゃならんの?
「私には分かるはずだ」という慢心を戒めんために、
あっちは意味有りげで実は意味のないものを出してきているだけですから、
「分からんモノ出すな!喝!」でいいんちゃう?
で、こんな風に半夏生は庭を引き立てています。
この門が枯山水と回遊式池水庭園を隔てていて、その意味を考え出すと
三球照代さんのように夜も眠れなくなって、解脱から遠のくので、
仏教徒ならば意味を探らないようにしましょう。
池はこんな形をしていまして、
鶴が羽ばたく姿を模しているとのことです。
↓こっちの画像の方が、鶴の羽ばたきを、よりリアルにイメージできますかね。
よく見たら、同じ画像やん!
「いいえ、6ヶ所違うところがありまんねん」
じっくり見ちゃダメだって。所詮禅庭の虚仮威しなんだから!
でも禅の思想の庭は、象徴で表現しているのであって、
リアリティーを求めちゃいかんのですよ。
で、どちらかの画像で、池の中に立つ石が確認できますかね。
それが首をもたげた亀をかたどっているのだそうで、つるかめ…
まぁ、現実主義的なこと!
♪流れるな!涙… 心で、止まれ