慶應義塾大学加嶋投手、東大相手に準完全試合

無安打無得点試合とか、ノーヒットノーランとかの表記ではあまりに惜しい。
だって、
許したランナーは四球のただ一人。
何人ランナーを許したって、無安打で無得点なら、ノーヒットノーランなわけですが、
そーゆーのとは違うわけでして。

イヤ、それだけではない。

唯一許したランナーも盗塁阻止の刺殺を記録したため、《残塁は０》で、27人で試合をかたづけた。
文句なし、ものの見事に完全なる“準完全試合”と言えましょう。
残塁１の28人で終わっても準完全試合と呼ばれるわけですから。
ゲッツーで残塁０になった準完全試合よりも、むしろ劇的っしょ。
おまけに東大の打数は26。27アウトを喫したのにね。面白いですな。（もちろん打席数は27ですが）

ま、今春の早稲田：高梨はもっと凄い、「準」の付かない完全試合をやったんですけどね。


『
慶大の加嶋宏毅投手（２年）が東大戦でノーヒットノーランを達成した。
今春リーグ戦で早大の高梨雄平投手（３年）が東大戦で

完全試合

を達成して以来、リーグ史上２４度目（２３人目）の快挙。慶大の投手では２０１０年春に竹内大助が東大戦で記録して以来、史上８人目となった。

　７回まで１人の走者も許さず、８回には先頭打者に四球を与えたが、直後に盗塁死。打者２７人で終える準完全試合となった。１３０キロ台の直球にスライダー、チェンジアップを低めに集め、大記録につなげた。９９球を投げて、アウトの内訳は三振１１、内野ゴロ１０、外野飛球５。

　加嶋は慶応志木（埼玉）出身の左腕で、高校時代は甲子園出場はなし。１年時の昨年秋にリーグ戦デビューし、初勝利を挙げた。リーグ戦通算１２試合に登板し２勝２敗（１０月７日現在）。
』