朝勉が続いています。
中3の期末テストの範囲に
理科では、天体
国語では、万葉集
が含まれているところが多いです。
金星の輝きを見て、宵の明星の意味を知り
夜見たオリオン座の高さと、明け方見たその位置を比べては
星の日周運動を知ることが出来ます。
万葉集には、こんな歌があります。
東(ひむがし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかへり見すれば月傾(かたぶ)きぬ
~東の野の果てに朝日がさしてきて、振り返ると西の空には低く下弦の月が見えている。
という意味です。
今の月は、下弦ではなくほぼ満月ですが
東の空から朝日がさしてきて、西の空に月が見える状況は変わりません。
昔の人も同じ情景を見ていたのでしょう。
と、同時に結構早起きだったことも分かります。
ちなみに、中2の中間テストで問われた枕草子にも、
早朝の風景が描かれています。
特に今回のテスト範囲の万葉集の舞台は、まさに奈良県中南部の「地元」です。
そして1300年以上前の人々が見て歌を詠んだ朝の風景が
ほぼそのままに展開されています。
早起きは三文の徳とはよくいうけれども
かなり徳を積んだ気持ちになれますよ。
塾に通う生活が続くと、
どうしても夜型になってしまうけれども
試験は朝あるものだから、
ピークは朝の時間帯にもっていけるように
工夫して生活をしていきましょう。