世の中ではシルバーウィークやらというのが、
今週末から始まるらしいですが
全然関係ないですね。
世の中のニュースでは
安全保障法案が参議院通るかどうかということがトップに来ています。
反対する野党議員や人々のデモのニュースも大きいです。
日本は間接民主主義なので
自分の一票において選んだ議員さんが
自分の意志を代理して表明してくれるということになります。
自分の選挙区から、支持していた候補者さんが議席を得られなかったら
残念ながら、自分の意志というのは国会の場へあげることはできません。
もっとも、自分の選挙区から出た議員さんが
どれだけ法案を提出しているか、どれだけ質問に立っているか何かも調べておくと
次の選挙で、この人、前の任期でそんな働いていないな、落としてしまえ
ということで他の人に投票することもできるわけです。
なので、生かすも殺すも私たちの票次第ということ。
今、こうやって議論がありながらも法案を通そうとする与党に
票を入れたのも私たちのうちの大半なので、
しかも公約に掲げていたにもかかわらず、議席を与えているので
どうしようもないというか、
野党は民主主義の危機だと今、訴えるなら
選挙の時にもっと、熱を持って伝えなければいけなかったのではないかと思うし
とある党なんて、
確かな野党、なんてスローガン掲げている場合ではなかったのではないかとも思いもします。
現国会議員で元プロレスラーのアントニオ猪木氏が、
試合に出る前から負けることを考える奴なんているかよ、バカヤロー
ってプロレス誌記者をはり倒したのを見たことがありますが
選挙出る前に、確かな野党はないやろうとも思いましたし、
他の政党も与党に対立候補を立てられなかったりとか、
本気で、国のこと考えてるのか、と
どこの政党に関してもそのことを僕は思いながら、前回は投票に行きました。
で、今の野党さんは、有権者に訴えられなかった、熱を伝えられなかったということ
そして与党がしたたかに選挙に勝ったということ。
かわいそうなのは
これからの将来を担う子供であって、
いろいろとこの法が通ったことで不利益を被るかもしれないということです。
子どもは選挙権を持たないし、そして将来、この法で戦地に立つ可能性もゼロではなくなるわけなので。
なんか戦地に自衛隊を派遣することとか集団的自衛権の行使が問題になっているけれど
何で日本が戦場になるかもしれない可能性を排除しているのかがよくわからないのですが
そういうことは普通にあるわけで、自衛隊だけが戦地に行くわけでなく、
日本が戦場になったら、皆戦地に否が応でも立つわけですよ。
なんでそこのところをすっ飛ばすかな、って
いつもニュースや新聞見るたびに思うんです。
まぁ、
その物言えぬ子供たちのために
票を持つ保護者がいて、子どもや未来のために一票を投じるというのが
衆議院、参議院選挙であったり、地方選挙であったりするわけです。
昔取った杵柄で物を言うと
この頃の選挙投票行動は、場当たり的なものが多くて
すごく視野が狭くなっているというか、
より大きな利益を分かりやすい形で掲げている政党に票を入れる傾向が強いです。
その裏にある、大き目な不利益が隠されているのに気付かず、というか気づかないふりをして。
ま、確かにそれを深く考え始めると
今の日本で安心して一票を入れられるところって、そんなにないっていう悲劇にたどり着きますけど。
というわけで
今、高2の諸君たちは、
選挙権が付与される年齢が20から18へ引き下げられるはずなので
来年、何人かは選挙権を持っている可能性が強いです。
一票の重みがよくわかると思う出来事を目の当たりにして
君たちが、次の選挙で何を考えて投票するのか
その決断を楽しみにしたいな。
今の高3生もそうだね。
一年、ないし二年早目に回ってきた選挙権をどう行使するのか。
単なる反対、賛成でなく
また反対のための反対を自分の中で作るのではなく
これからの将来をしっかり考えて投票に行きなさい。
どこも入れるところがないといって
票を入れないのは、現状を黙認しているのと同じですよ。
あと、ちゃんと勉強しなさい。
学問だけでなく、政治のことも。