川瀬有希の時の旅


「今日は何の日」と題し、過去のその日に起こった出来事を、自由気ままに語るブログです。

4月14日/ 今日は何の日

2012-04-14 00:15:00 | 事件・事故・災害

(1999年)光市母子殺害事件発生

少年犯罪に於ける司法のあり方について、根底から再考を促されるきっかけとなった事件。
勿論、そういう議論は昔からあったが、例えば女子高生コンクリート詰め殺人事件ほどの重罪でさえ司法の流れは変わらずにいた中で、たとえ未成年でも、極刑に値する罪を犯した時はその適用を徒に忌避すべきでないとの考えが採用されるようになったのは、やはりこの事件による影響が大きい。

加害者側弁護団の思考・発言にも問題があった。
少年の未来を考えてというより、自らの掲げる思想を具体化する為の道具としてこの事件を利用しているような印象が世の中に広まったのは、マスコミ報道による印象操作があったからだとは断定出来ない。
そういう動きを常日頃行っている一部司法関係者に対する疑念が、人々の間に根深く存在した(する)からこそ世の中の流れが変わったのだ。
「良識」の陰に潜む邪な思惑が、「常識」により排除されたとも言える。