祝!昭和百年!200万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

映画おくりびと井上雄彦バカボンド

2009-09-22 02:17:42 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
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【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくです。


さて昨日は敬老の日でしたね。
JNN50周年記念アカデミー賞受賞作品映画「おくりびと」(2008年TBSほか)を見ていました。
滝田洋二郎監督
小山薫堂脚本
久石譲音楽
本木雅弘、広末涼子、余 貴美子、笹野高史、吉行和子、山田辰夫、峰岸 徹、山崎 努ほか

チェリストの道を閉ざされた男性が山形県に帰郷し、ひょんなことから遺体をひつぎに納める"納棺師"になる。

読売新聞より。

物語の舞台の背景となる庄内地方の風景と、方言が私には心地良い映画だった。人の死に対して、正面から向き合うこの映画。
故人の人生に対してきちんと敬意をはらう山崎努や、本木雅弘の納棺師としての生き方が良い。

映画の中で、故人に対して敬意をはらうことがない葬儀社の人達が登場してきたが、漫画史研究家の私としては、同じ漫画を対象にしているのに、作者や作品に対して敬意をはらわず、うわべだけで作品を読み、上から目線で作品を批評する漫画評論家達のように見えた。

私は、同じ漫画を対象としても、作者や作品に対して敬意をはらうプロフェッショナルな研究者でありたいと思う。

うわべだけで作者や作品を批評する漫画評論家の生き方は、一人の人間の生き方として、どうしてもぶざまで醜く見えてしまうからだ。

その後、NHK深夜の再放送でプロの流儀

井上雄彦SP

を見たのだが、漫画に対して漫画家さんがあれだけストイックに自分の作品に対して向き合っているのを見ると、研究者である私も漫画に対して常にストイックに向き合っていきたいと思う。

それがただの漫画好きな評論家ではないプロフェッショナルな漫画史研究者としての生き方だと思うからだ。


社団法人 日本漫画家協会正会員

漫画史研究家

本間正幸
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